管理職ー19 損切り
46 損切り
◆職場で一緒に働いているといろいろな人と出会います。管理職として、すべての人を活かせるよう校内の人事等をあれこれ考えます。ベストにならなくてもベターでいけるよう最善を尽くします。しかし、職員の中には、要望がとどまるところのない人もいます。挙げ句の果てに泣き出してしまうことも・・・。
私は、教職員の要望はできる限り叶えられるよう最善を尽くします。
しかし、どうやっても全員が100%満足できる人事は、至難の業です。どうしても、希望を叶えられないこともあります。
それでも、いろいろな要望を言ってくる職員もいます。
こう言った場合、私は自分の中で損切りするレベルを設定しています。ここまでは、許容するが、ここまできたら、もう考えない。そう言った思考処理のことを損切りと言います。
FXでは、ストップ・ロス・オーダーと表現することもあります。株式で、このラインまでは、じっと我慢するが、この株価になったら売りに転ずる、という限界ラインを設定するのです。
人事についても同様です。個人の要望をとことん叶えようとすれば、全体に悪影響を及ぼしてしまいます。そうならない限界ギリギリのラインを私は設定しています。
なかには、泣いて、自我を通そうとする人もいます。泣いて、願いが叶えられるような職場は、健全性を失っています。
泣きたくても泣かずに頑張っている職員が沢山いるのですから。
完全に自分の思い通りにコントロールしたいのなら、起業するしか道はありません。自分が事業主となれば、何でも自分の思い通りにできるのですから。
コメント