学校教育ー51 アファメーション
◆自分のなりたい姿をできるだけ具体的、肯定的にイメージして、宣言することにより自己暗示をかけ、実現させることをアファメーションというそうです。スポーツ選手のイメージトレーニングに通ずるものだと思います。
今年は、卒業生へ「想念は現象化する~アファメーションの活用~」というテーマで特別授業をしようと計画しています。
「想念は現象化する」という言葉は、人生の師として敬愛している長嶋茂雄さんが、2000年9月24日に東京ドームで9回裏に大逆転して優勝した時にコメントされた言葉です。
さて、自分でなりたい自分をイメージして、それを宣言し、繰り返しているうちに、成功するために必要な情報が耳目に入り、有効に活用できるということがあります。これを引き寄せの法則というそうです。
また、自分で具体的な姿を宣言することは、潜在意識にインプットされるので、無意識の時でも自然と思考し、具体策などを見つけるために脳の中で作業が続けられるようです。
しかし、アファメーションと言っても、努力しないで唱えているだけでは、実現することはできません。宣言し、それを実現させるための努力が必要不可欠です。
中国の諺ではありませんが、たまたま切り株にぶつかって死んだ兎を捕らえたからといって、畑を耕すことも止め、切り株の前で、兎がぶつかるのをじっと持っていたという「株を守りて兎を待つ」の状態に陥ってはいけません。
ポジティブにイメージし、努力を続けた場合のみ、願う姿が実現されるのです。
ただし、努力していても100%実現する場合ばかりではありません。第1希望に届かず、第3希望あたりで落ち着くこともあります。大切なのは、そこからどうやって第1希望をアファメーションするか、ということではないでしょうか。
そんなことを、卒業生にお話ししたいと考えています。