生涯学習ー27 夢の世界へ
◆ごった返したような新年度1週間を終えました。誰一人として、ゆったり過ごせた者はいません。やらなくてはならないことが際限なく、次から次へとやってきます。この状態は、GWまで続いてしまうでしょう。
さて、そのような状況の中で職員に労いの声をかけたところ「大丈夫です。週末には、家族で夢の世界へ行ってきますから」と笑顔で返してくれました。
その職員が、夢の世界と表現したのは、某リゾートランドのことです。ホテルと一体型になって、チケットも販売しているようです。今回、宿泊したかった部屋を予約できたので、それを励みに仕事を頑張っているということでした。
また、ある職員は、アイドルのファンクラブに入り、稀少チケットに応募し、ゲットできると嬉しそうに自分の夢の世界を話してくれました。
仕事=趣味 という構図はとても素敵なことだと思います。しかし、仕事という一元世界の中だけで生きていると、順調な時はよいのですが、不調に陥った時には、心の安定を保てなくこともあります。
“人生100年時代を潤いのあるものに”という言葉をよく耳にします。“well―being”という言葉も最近、様々なところで聞かれるようになりました。
※ウェルビーイングとは、well(よい)とbeing(状態)からなる言葉で、精神・肉体の健康と社会的な健康を意味する概念のことです。
仕事=人生 の毎日ではなく、仕事+趣味=人生 の構図を持ちたいものです。
そして、仕事は趣味に活かされ、趣味も仕事に活かされる、結果として人生が楽しく、潤いのあるものになる、これが理想ではないでしょうか。
決して、仕事を疎かにしと、と言っているのはありません。仕事は一生懸命、しかし、趣味にも一生懸命、それが人生の両輪となって、自分の人生を過ごして行けるようになれば、多少の困難に遭遇してもへこたれない心のタフさが培われるのではないでしょうか。
夢の世界・・・その世界に没入し、心を精一杯喜ばせてあげられる世界のことです。
自分も「夢の世界」を複数持ち、自分の心を喜ばせ、仕事への鋭気を養っています。