職場ー34 神さまのポケット
◆「置かれた場所で咲きなさい」という渡辺和子氏の素敵な言葉を大先輩からご指導いただきました。渡辺和子氏とはどのような方なのか?調べてみたいと思い氏の著書『置かれた場所で咲きなさい』を購入し読ませていただきました。その本は、心に染み入る素敵な言葉や教えの宝箱でした。
その中で「ほほえみを絶やさないために」という一節が胸に響きました。
渡辺氏は、ご自分からほほえみかけることを心がけたそうです。しかし、渡辺氏がほほえみかけても無視する人たちがいます。その時の考え方が素敵でした。
渡辺氏は、無視する相手には憤らず、美しい自分であるために「今の私のほほえみは、神さまのポケットに入ったのだ」と考えるようにされたというのです。
それ以降、ほほえみを無視されても心の中でニッコリ笑うことができたというのです。
そればかりか、美しい自分であるために、むしろ、ありがたくさえ思えるようになったと書かれています。
渡辺氏のように自分の思い通りにならない時、決して憤るのではなく、視点を変えてみることの大切さ、効用を学ばせていただいた思いです。
管理職になると、良かれと思って時に相手の耳に痛い助言も言わなくてはなりません。素直に受け止め、改善しようとしてくださる方もいれば、ふてくされてしまう方もいます。
ふてくされてしまう方を見ているだけで心が痛んだものですが、渡辺氏の本を読ませていただき、私の助言は、神さまのポケットに入ったのだ、と考えるようにしようと思いました。
そもそも、万人が皆、自分の言うことに真剣に耳を傾けてくれることなどあり得ないのです。分かっていても苦しい、嫌な思いをしていました。渡辺氏の言葉、教訓を機にもう、嫌な思いとは決別したいと思います。
渡辺和子氏に心から感謝です。氏の著書『面倒だから、しよう』も注文しました。