他人の所為にしない 「教育は愛」No.300

学校教育

学校教育ー64 他人の所為にしない

◆「他人の所為にしない学校風土の醸成」を本年度の学校経営方針に新しく付け加えました。これは、数十年以上前から自分の中で反芻していたことであり、最初に校長となった2年目の学校経営方針のメインテーマにもしたことです。

 他人の所為にして、自分のことを正当化しようとするのは、人間の性なのかも知れません。子どもたちの間だけでなく、大人同士のお付き合いの中でも、自分のことは棚に上げて、他人の所為にしようとする場面を沢山見かけます。

 毎日の報道を見ていても、他国の大統領の所為にしたり、会社の社長の所為にしたりする内容が毎日のように報じられています。

 社会風土として他人の所為にすることが、蔓延っているのかも知れません。

 他人の所為にしている限り、自分のことは省みようとしないので改善されません。従って、目の間の課題は解決されることなく、継続され、不満を他人へぶつけるという行為も続きます。

 上手くいかないことは多々あります。困難に遭遇することも日常茶飯事です。そのような時に、まず、自分のことを顧みて、何かひとつでも改善・成長できれば、やがて大きな力となるのではないでしょうか。

 このことをまず、大人が率先垂範して、子どもへも指導していきたいと考えているところです。まず、大人が他人の所為にしないようになることが肝要です。

 他人の所為にしない、自分を省みる、自分の考え方が変る、力がつく、何事も前向きに考えることができる・・・このようにポジティブで明るい方向へ学校風土を醸成できれば素敵なだなぁ、と考えている今日この頃です。

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