学校教育ー67 10年後の子どもたち
◆タブレットPCが導入されてから、学校教育では、次々と新しいソフトが登場しています。先日も、AIが登載されている学習支援ソフトの校内研修を行ったばかりです。
すでに、令和の教育は、私が受けた昭和の教育と大きく質が異なっています。昭和の時代は、読み・書き・ソロバンが主流でした。私が教師になってから電気計算機(電卓)が登場しました。それまでは、そろばんです。
PCが登場したのは、平成の時代になってからです。当時は、特別なツールでした。週に1回程度、45分間触れるだけ、そんな印象を持っています。
読み・書き・ソロバンで受けた教育の結果が今の私たちの世代です。ひとつのことに辛抱強く取り組むことができ、ちょっとやそっとのことでは、音を上げません。しかし、最近のICTには、四苦八苦している状況です。
令和の子どもたちは、生まれた時からデジタル世代です。タブレットPCの操作に解説書は不要です。物を手にすると自然と使い方をマスターしてしまうのです。子どもたちにとって、ICTはお箸やハサミと同じツールとなっているのです。
そして、AIを登載したソフトの登場です。今の子どもたちは、これからのツールを自在に使いこなし、10年度にはどのように成長しているのでしょうか?
今でも、小学校4年生で見事なプレゼン資料を作成しています。6年生にもなると各種ソフトを使いこなし、見事なセンスで資料を作成し、プレゼンしています。
10年後の子どもたちは、今までの大人の常識を遥かに超える、想像できないようなスキルを持ち、活躍しているのではないでしょうか。今、世界は未知の教育成果の時代へ突入しているのを実感しています。