瞬発力のあるコミュニケーション 「教育は愛」No.322

職場

職場ー38 瞬発力のあるコミュニケーション

◆公立小学校へ不審者が侵入した事件の後、防犯専門家が「瞬発性のあるコミュニケーションを職場で日頃から構築しておくことが望ましい」と提言されていました。

 職場の中で、阿吽の呼吸、臨機応変な連携をとることの必要性を説いているのだと思います。

 実際に、学校現場で瞬発性のあるコミュニケーションを高めるためにはどうしたらよいのでしょうか。校長としていろいろと考えました。

 私が考え着いた方法は、教職員一人ひとりの意識と自立した判断・行動が取れるようにすることではないかと想います。コミュニケーション以前に、一人ひとりの意識と行動力を高めるということです。

 サッカーやラグビーのようなチーム連携が欠かせないチームゲームにおいて、それこそ瞬発性のあるコミュニケーションを取るためには、監督やコーチの指示を待っているだけでは自立したチームとは言えません。

 流れるゲーム展開の中で、一人ひとりがプレーを読み、判断し、高度のコミュニケーションを図るのです。一人ひとりがプレーヤーであり、監督なのです。

 学校でも同じではないでしょうか。今、何が必要なのか、何が起きているのか、自分なりに想像力を働かせながら、互いに連携を図るのです。そんな職場をつくりたいと思っています。真の「和」、高度なコミュニケーションを実現させて。

 さらに、不審者対応については、防犯ブザーなどの警報も整備する必要があると思います。ツールと教職員の意識、その両面を充実させてこそ、瞬発力のあるコミュニケーションに磨きがかかるのではないでしょうか。

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