管理職ー30 信用は毎日の積み重ねから
◆私は、毎日、学区を歩いています。子どもたちの登校前に、通学路の点検をするためです。また、子どもたちのために、雨の日も、風の日も、猛暑の日も、雪の日も、1年間通して、見守り活動をしてくださっている方々にご挨拶し、感謝の言葉をお伝えしたいからです。
この習慣も3年目を迎えると嬉しい変化が見られるようになります。
私は、道行く人たち、すべてに「おはようございます」の挨拶をさせていただきます。挨拶を返してくださる方は、6割程度でしょうか。
しかし、毎日継続していると、私のことを覚えてくださり、親しく会話をしてくださる方も一人、二人ではありません。ワンちゃんをお散歩されている方とも親しくお話しさせていただけるようになりました。
これは、単発で1年のうち数回、歩いたくらいでは得られないことでしょう。毎日、同じ時間に同じように挨拶をさせていただくうちに、私のことを信用していただけたのではないかと勝手に思っています。
地域の方との会話から、学校経営のヒントを幾つもいただくこともあります。
反対に学校の様子や行事について、情報提供させていただくこともあります。
校長は「学校の顔」と言われます。校長が、積極的に地域を回り、声をかけることにより、学校のイメージは変化してくるはずだと考えています。
信用とは、毎日の積み重ねがあって、初めて成り立つものではないでしょうか。
学区を歩いた後は、スクールゾーンの入り口で子どもたちへ挨拶をします。
子どもたちと挨拶を交わしているうちに、今日一日の学校生活への意欲が燃え上がってきます。と同時に「今日も校長先生は笑顔で出迎えてくれている」という子どもたちからの信用を得られているのを肌で感じています。
信用は毎日の積み重ねからです。