For The FLAG  長嶋JAPANの想い出 2 「教育は愛」No.379

人生の師

人生の師ー12 For The FLAG 長嶋JAPANの想い出 2

2004年2月29日には、ご自宅前でサインをいただいていただけに3月4日の報道には耳を疑いました。2004年8月、銅メダル受賞後から、長嶋監督へ今までの感謝の気持ちとお見舞いを兼ねて、お花をお届けすることにしました。

 私のお花をご自宅へお届けするのは、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が出された2020年4月を除き、毎月、2025年6月、長嶋茂雄さんが、ご逝去されるまで継続させていただきました。

 早朝、ご自宅の玄関の前にそっと置かせていただくのです。

 毎月、お花をお届けしているうちに、私がお花を置いていると気付いてくださるようになりました。そして、何回か、長嶋茂雄さんと実際にお話しさせていただく僥倖にも恵まれました。

 その時のお姿と立ち居振る舞い、優しいお言葉から長嶋茂雄さんが、いかに野球を、ファンを大切にされているのかを肌で感じることができました。

 アテネオリンピックから実に17年間・・・長嶋茂雄さんの現役選手時代と同じ17年間の歳月を経て、東京2020オリンピックの開会式で聖火ランナーとしてオリンピックにご出場され、JAPANが悲願の金メダルに輝いた時は、涙が止まりませんでした。

 私は、長嶋JAPANが令和の時代に姿を変えて、金メダルを獲得し、長嶋茂雄監督が満面の笑みをたたえて胴上げされている映像が繰り返し頭の中に浮かびました。

 2005年11月4日、文化功労章に顕彰された長嶋監督は、私に「お花有難う 長嶋茂雄」とご揮毫された色紙をお送りくださり、お電話までいただきました。

 その時、「来年は北京に行かなきゃならないからね」とおっしゃっていた言葉がずっと耳の奥にこびりついていました。

 念願のオリンピックにご出場され、金メダルに輝いた東京2020オリンピックは、私にとっては、長嶋茂雄監督の念願が成就された快心の大会だったのです。

   「For the FLAG」(長嶋JAPAN)

タイトルとURLをコピーしました