教師ー57 人を惹き付ける話
◆子どもたち、教職員、保護者、地域の方、いろいろな人にお話しする機会をいただきます。その時に、いつも考えることは、どのような内容をお話しすると、関心をもっていただけるか、ということです。
話しをするだけではなく、いろいろな人のお話しを聞く機会にも恵まれます。その中で、ついつい、聞き入ってしまうような話題や話術も多々あります。そうした内容、話し方を自分の中にも取り入れられるよう、学ばせていただいています。
私が人にお話しする際には、原稿を用意しても原稿を丸読みしないようにしています。原稿を書くということは、自分がお話しする内容を頭に入れるという作業です。あとは、相手の目や態度に注目しながら、臨機応変にお話しするようにしています。
話し方には、メリハリをつけて、話す内容については、できるだけ具体的に、日々の教育活動の様子や子どもたちの成長などをお話しするように心がけています。
私が、拠り所としているポイントがあります。それは、D.カーネギー氏の「人を惹き付ける話題」です。それによると、人を惹き付ける話題とは、
- 長年経っても自分の記憶に特別鮮明に焼き付けられていること
- 自分が出会ったつまずきや希望や勝利などを謙虚に話すこと
- 心から熱中していること
- 長年の経験と研究に基づいたこと
- 偉大な人物に出会ったこと
さらに、話し方の工夫として、人間味を盛り込むこと、個人化すること、細部をハッキリさせること、劇的効果を盛ること、視覚化することをあげています。
人を惹き付けるには、話題も話し方も常に学び続けなくてはならない、と自分に言い聞かせる今日この頃です。