職場ー50 ジェネレーションギャップ
◆ジェネレーションギャップとは「世代間に生じる知識・関心・考え方などの違い。世代格差」(『広辞苑』)のことです。格差というと優劣をイメージしがちですが、単に世代間の違いのみを示しているようです。
ジェネレーションギャップを感じることは多々あります。仕事をしていてもプライベートの時も、感じない日はありません。
しかし、ジェネレーションギャップは、今に始まったことではありません。私を含め、同世代間では「最近の若い人たちは・・・」と話しをしていますが、私たちの世代が20歳代の頃にも、今の私たちと同年代の方々から「今の若い人たちは・・・」と言われていたのです。時には、面と向かって先輩方から言われてこともあります。
そのことを忘れてしまったように、同じ台詞を発しているのです。
ジェネレーションギャップを年代の上から見るか、下から見るか、ただそれだけの違いだったことに気付かされました。
当然のことです。時代背景だって、文化だって異なるのです。私たちが若い頃は、携帯電話などありません。ましてやスマートフォンなど、想像もできなかったものです。その便利さには舌を巻いてしまいます。
しかし、生まれた時からスマートフォンが当たり前の世代にしてみれば、私たちが、固定電話でいろいろな苦労をしたことなど、想像できないのは当然です。
歳を重ねれば、自分のことはさておいて、相手の気持ちや背景などに思いを馳せることが求められます。その上で、互いにリスペクトし合えるようなお付き合いをしていくことが肝要なのではないでしょうか。
年長の者から、年下の人を理解するよう努力をしなければならないと思います。
年下の人が、年上の人を理解してくれるのを待っていてはいけないのです。
今、社会が変化するスピードは年々加速しています。スマートフォンやPCの性能も進化していますし、世界情勢も変化しています。最近では、気象状況まで世界的規模で大きく変りつつあります。世の中は絶えず変化しているのです。
ですから、私は、自分が自分でい続けるために積極的に変らなくてはならないと思っています。
ジェネレーションギャップに嘆いている時間などないのです。