生涯学習ー55 人生100年時代
◆人生100年時代、生涯に亘り学び続けることの重要性が、いろいろなところで議論されています。100歳まで長生きされる方は年々増えています。私も年齢の所為でしょうか、自分の人生100年をどのように生きるか、アレコレと考えるようになりました。
気の許せる先輩とお会いしてお話しすると、先輩の先生方の現在の様子が話題となります。80歳を過ぎて、週に2日、ジムに通っている先輩、70歳を過ぎて、急に体調を崩してしまい養生をされている先輩、70歳手前でゴルフ場の月例大会に出場し続けている先輩等々・・・かつて仕事で関わりのあった方々の現在の様子を聞きながら、つい自分の数年後と重ね合わせてしまいます。
私は、寿命よりも健康寿命が大切だと思います。元気に生活できて何かに燃えていられる、そんな人生を全うしたいものです。
では、そのためには何をすればよいか?
一つは、生活習慣を見直し、食事、睡眠、運動をきちんと管理することだと思います。高血圧、糖尿など生活習慣を起因とする疾病は可能な限り予防しなくてはなりません。
もう一つは、社会に貢献できることに尽力することだと思います。ただ、その日を送ればよいのではなく、意義のある目的に向かって努力している、という実感をもって生きることは、人生を豊かにしてくれます。
そして、3つめは、感謝することではないでしょうか。今、自分があるのは、家族、友人、先輩、同僚など沢山の方々のお蔭です。ですから、感謝の気持ちをもちながら生活することは、自分の人生を謙虚に生きていく上でとても大切だと思います。
30代、40代に考えていたこれからの10年と今考えるこれからの10年は、全く見え方が違っています。今は、時間の有限性をひしひしと感じています。人生100年時代とはいうものの、自分に残された時間は、あとどのくらいなのか?
そう考えると、私の頭に浮かぶ言葉は「一日一生」です。今日で、自分の人生に幕を下ろしても悔いは無い生き方をしたいと思っています。「人生100年時代」とは対照的であり、緊張感が高まる言葉です。大切な今日という日を緊張感をもって、感謝しながら過ごしたいと思っている今日この頃です。