生涯学習ー58 スイッチを入れる
◆バレーボールの世界選手権の予選で日本チームが、連日熱戦を繰り広げています。今のバレーボールは、私の学生時代とは大きく進化しています。バックアタックは当たり前、サーブもジャンプサーブで強烈はボールを相手コートに打ち付けています。
さて、ある番組で女子バレーボールチームの切り替え場面を話題にしていました。
劣勢に立たされ、ブレイクタイムの時に中心選手2人が口紅かリップクリームを付けていたのです。その様子を見たアナウンサーが、「これでスイッチを切り替えて、逆転のプレーにもっていったのですね」と話すと、元日本チームの解説者が「私たちの時には、考えられませんでしたが、今は、スポーツ選手は、子どもたちの憧れの存在であり続ける、という意味からも身だしなみを大事にしているのでしょう」と解説されていました。
そして、メイクを整えることによって、見られていることを意識し、スイッチを切り替えて、プレーにも気合いが入るのではないか、とアナウンサーと話をされていました。
私は、このやりとりを聞き感心してしまいました。全日本チームやプロのスポーツチームのアスリートは、常に子どもたちの目に映っています。その選手が美しく、強い存在を見せ続けるということは、とても重要なことだと思います。
大谷選手も良いお手本です。大谷選手は、身だしなみもとても清潔感に溢れ、爽やかです。しかも相手選手やファンに対してもとても紳士的で優しさに溢れています。その姿を見て、子どもたちは憧れるのです。子どもたちだけではありません。大人だって惚れ惚れとしてしまいます。
私は、教師にも通じるところがあると思いました。教師は、常に大勢の子どもたちの目に映る存在です。そこには、身だしなみを整えたり、爽やかな笑顔で接したり、優しさをもって接したりすることが重要だと思うのです。
爽やかで明るく、優しい先生の存在は、子どもたちにも好印象を与えることでしょう。
私も校長として、子どもたち、保護者、地域の皆様の目に映っていることを意識しながら身だしなみを整えたいと常日頃から考えています。そして、身だしなみを整え、やる気スイッチをONにします!