親の話  「教育は愛」No.455

生涯学習

生涯学習ー64 親の話

お彼岸のお参りに母の眠る霊園へお参りに行きました。霊園は、数多くのお墓参りの方で賑わっていました。また、弟の義母が、本日我が家を来訪され、昔のお話しなどをいろいろとして、懐かしい思い出に浸りました。

 弟の義母とのお話しでは、私の知らなかった昔のことなどをいろいろとお伺いすることができました。どのようなご苦労をされてきたか、今日、初めて知ったこともあります。

 私も今さらながら、亡き母の話しをもっと聞いておけば良かったと思うことがしばしばあります。また、亡き祖母の話しも然りです。

 親や祖父母の話しは、改めて聞くことはなかなかありません。

 しかし、話しを聞くことにより、自分が生まれる前で、母や祖母がどのような苦労を重ねてきたのか、どのような人たちが、自分の家系に関わっていたのか、これらのことは書物には残されていません。口伝でしか伝えられないことなのです。 

 特段、自分の子や孫たちに、自分の歴史を敢えて聞かせようとは思っていません。

 自分としては、今の年齢になって、もっと聞いておきたかった、と反省しています。特に、一度も会ったことのない祖父の話は聞いておきたかったと思います。今では、それを聞ける人はいません。

 さらには、祖母の父、私の曾祖父が福井の村で子どもたちのために学校を創ったという話は、祖母の生きているうちに、もっと克明に聞いておけば良かったと思います。

 お彼岸は、故人を偲び、今、家族が健康で居られることを感謝する機会です。

 仏壇の母はいつも笑顔で、私たちのことを見守ってくれています。

 時々、夢の中でも良いから、声を聞きたいなぁ、と思います。天国へ行っても優しい母です。

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