職場ー56 自分の仕事をマネジメントする
◆ベテランの用務員さんのお仕事ぶりに敬服しています。早朝から出勤され、勤務終了時刻をきっちり厳守されます。そして、今日行うことをご自分で明確に決め、お一人で黙々と遂行されるのです。その姿に自分の仕事をマネジメントすることの大切さを学ばせていただいています。
「今日は、ここまで」、最初は気付きませんでしたが、1週間もすると目に見えて変化していることに気付かされます。
「一体、いつの間にお仕事されたのだろう?」と首を傾げてしまうほどです。
その用務員さんは、こちらからリクエストした仕事に対してはご自身の仕事の優先順位に割り込ませて、優先的に行ってくれます。そのような突発的なリクエストが無い時は、ご自身で校内を見渡し、やらなくてはならないことを見つけて、計画的に取り組まれているのです。
雑草の除去、校内外の修繕、植木の伐採、鑑賞池の清掃、校地内外の掃き掃除など、多岐に及ぶ仕事をご自身でセレクトして、コツコツと取り組んでくださるのです。
人間、人から指示されていないと、どうしてもサボり心が台頭してくるものです。自分から進んで仕事を見つけようとするのは至難の業です。
教師の中でも、管理職から指示されなくても、自分のすべきことを見つけて、プラスαの仕事を自主的に頑張ってくれる者もいます。このような教師が複数人いると学校の空気が動き出すものです。
仕事とは、与えられて行うのでは無く、職場全体を見渡して、自分で見つけて取り組むものなのかも知れません。そんなことを、用務員さんのお仕事ぶりを見て、考えていました。
私は、プラスαの仕事をしているだろうか? と・・・。