変化に対応する力 「教育は愛」No.470

教師

教師ー67 変化に対応する力

◆令和の時代に入り、学校教育にも変化の波が押し寄せています。今までに見られなかったような変化が次から次へと押し寄せている印象を持ちます。変化に対応するために必要な力とは何でしょうか?

 私は、いかなる変化が押し寄せようと、その変化を自分事として捉え、自分で考え、判断し、行動する力だと思います。

 残念ながら、公立学校の教職員は、上からの指示待ちの風習が長く続いています。

 そして、自分の流儀にこだわり、変化の波を受け付けようとしない風潮もあります。

 私は、もっと起業家意識を持ってほしいと願っています。自分はこの変化をこのように考える、そして、判断し、行動する、その責任は自分で取る、くらいの気概がほしいと思っています。

 定年退職が60歳から段階的に65歳へ移行しています。今までの働き方を大きく揺るがす大変化です。さすがに、この波を自分事として捉え、自分で将来の道を選択し、行動に移す教師がほとんどです。他人任せでは生きていけない状況になったからです。

 これに比べて、GIGA端末の活用やカリキュラムマネジメントの工夫などは、自分事ではなく、誰かが決めてくれるという他人事感が拭えません。

 私は、教師の能力はとても高く、優秀な人材の集まりだと思っています。ですから、他人から与えられたことを右へならえ、で行うのではなく、自分の考えをもって、判断し、行動してほしいと願っています。だからといって、独善的な考え方に陥ってはいけません。この辺りのバランス感覚が難しいのです。

 予想できないような変化がこれからも続くはずです。しかし、ブレない自分を持っていれば、何も怖れることはありません。

 常に、自分で捉え、考え、判断し、行動できる力をしっかりと磨き、ブレない自分を創っていればよいのですから。

タイトルとURLをコピーしました