生涯学習ー68 興味を大切に
◆2025年10月6日、過剰な免疫反応を抑える「制御性T細胞」を発見した坂口志文・大阪大学特任教授がノーベル生理学・医学賞を受賞することが報道されました。日本人として誇らしい、素晴らしい快挙です。坂口志文教授に心よりお祝いを申し上げます。
そして、坂口教授が今の子どもたちへのメッセージを語ってくださいました。
「スポーツでもサイエンスでも、自分の興味を大切にすると、新しいものが見えてきて、気付いたら面白い境地に達する。そうこうことが起きれば、どんな分野でも面白いと思う」と笑顔でアドバイスしてくださいました。
私は、その言葉をお聞きして「興味のあることを追究することの大切さ」を改めて、学ばせていただきました。
私自身も、教職に就き、体育科教育に興味をもち、それを大切にしているうちに、体育科教育から学級経営や学年経営、リーダー論から学校経営などの新しいものが見えてきました。それが楽しくて、現在に到っています。
確かに、夢中になっているうちに、“新しいもの”が見えてきたのです。
そして、それが面白くなり、体育科教育や学校経営から、仕事を超えた楽しさ、やり甲斐を感じられるようになりました。
坂口教授のアドバイスは、子どもたちだけでなく、今の若者や私のような年齢の者にも生き生きと人生を送るエールとなっているような気がします。
坂口教授は74歳、「今までは、基礎研究をしてきたが、治療や予防に具体的につながることをやっていきたい。研究分野が進んでいくような寄与ができればと思う」とまだまだ、研究への意欲を燃やしていらっしゃいます。
その若々しい笑顔に心からの敬意を表するとともに大きな勇気をいただいた思いです。
坂口志文教授、おめでとうございます。そして、有難うございます。