学級懇談会 「教育は愛」No.533

教師

教師ー80 学級懇談会

◆学級懇談会は、担任教師の人柄と教師力が、ダイレクトに反映されるものです。保護者の方と和気藹々と懇談会を進める担任教師もいれば、淡々と資料を読み上げる担任教師もいます。教師の数だけ学級懇談会はあるものです。

 そもそも、保護者の皆様は、大変忙しい中、わざわざ貴重な時間を割いて、授業参観へ足を運んでくださっています。しかも、授業の後の学級懇談会まで残ってくださる保護者の皆様には感謝の気持ちしかありません。

 ある保護者が、休みを取得してお子さんの授業参観と学級懇談会へ出席されたそうです。授業は、我が子の様子を十分に参観できて満足されたようです。

 そして、その後の学級懇談会にも担任教師の話に期待して、出席したところ、10分間足らずで終わってしまったというのです。「正直、がっかりした」と、嘆かれていました。

 保護者の方は、授業参観では、我が子の学びの様子を、学級懇談会では担任教師の話に期待しているものです。それなのに、資料をザッと読んで終わりにされてしまっては、何のために休みまで取得して来校したのか、がっかりされてしまうのは当然でしょう。

 中には「私の学級は、懇談会を早く終えた」と得意気に職員室へ引き揚げて来る教師もいます。しかし、学級懇談会は、時間を競うゲームではないのです。

 肝心なのは、折角、お忙しい中、来校してくださった保護者の方と“懇談”することなのです。

 子どもたちのこと、教育のこと、大人に課せられている役割のこと等々・・・。

 私は、担任時代に学級懇談会を保護者と私の勉強の時間としました。

 子どもたちの様子から、時宜に合ったトピックスを選び、資料を作成して、保護者の皆様にミニ講話をします。その後、ディスカッションをするのです。この手法で行った学級懇談会は、大好評となり、私自身も楽しくて仕方ありませんでした。

 学級懇談会の後も、ディスカッションの余韻を残しながら、数人の保護者の方と一緒に、教室に残り、教育について思いつくままに話し込んだものです。これがまた、楽しみでした。

 こうして、1年間の中で限られた回数しかない学級懇談会でしたが、一つひとつが思い出に残るものとなり、保護者の皆様との絆を紡ぐことができました。

 そんなことを思い出しながら、自校の担任教師がどのような学級懇談会を行っているのか、興味深く見聞きしていたところです。

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