教師ー89 信用なき人は
◆「信用なき人は首なき人と同様」。これは、明治・大正時代の実業家であり、大倉財閥の創始者、大倉喜八郎氏の教訓の一節です。
私たち教員の仕事は、子どもや保護者から如何に信用されるかによって成り立つものと言っても過言ではありません。
「どうしてこの問題ができないの?」と同じ言葉を言っても、A先生が言うと全く問題にならないのにB先生が言うと大問題になってしまう。このようなことが、しばしば学校では見受けられます。
これは、言葉そのものが原因ではないのです。日頃、私たち教師が子どもたちにどのように指導しているのか、もっと言えば、どのように学校生活を一緒に送っているのか、にかかっているのです。
人間は、感情の生き物です。どのように正しい理屈や理論でも、その伝え方によっては、理解を拒むこともあります。この部分が“感情”なのでしょう。
それでは、どのようにすれば、信用される教師(人間)になれるのでしょうか?
大倉氏は、次のような教訓も遺されています。
◎時は金なり ◎油断はするな ◎無駄をするな
◎何事も魂をこめて誠心誠意をもって働け
◎他人が10時間働くなら、自分は12時間働け、精神一到何事不成の心持ちをもってすれば、
成功必ず疑いなし
因みに冒頭の教訓は、
「信用を重んずべし、信用なき人は首なき人と同様なりと知るべし」
が原文です。
胸に響く教訓です。

