授業研究・心に残るターニングポイント  「教育は愛」No.180

教師

教師-8 心に残るターニングポイント(1)一点突破全面展開 

◆自分の授業を公開し、視点を定めた研究協議会を行い、参会された方々から各々の立場や経験を基に意見を寄せていただく授業研究会。

 この積み重ねこそ、教師としての生命ラインである「授業力」を向上させる確かな道であると考えます。

 私自身、その道を歩んできたつもりですが、楽しさよりも苦悩の方が多かったと思います。

 特に教職に就いて間もない頃、何をしてよいのか分からず、途方に暮れたこともありました。

 その中でも「授業研究」に取り組む中で、多くの方々から頂戴したアドバイスが転機となったことも少なくありません。

 私自身の「ターニング・ポイント」となる教訓を幾つかご紹介させていただきたいと思います。

 そのことが少しでも「授業研究」の魅力を発信することができれば幸いです。

1「あなたは、体育を勉強しなさい。」

 特別支援学校から小学校へ転勤し、若いという理由から体育主任を任された時のことです。

 全教科の教科書や指導書を持ち帰り、教材研究に慌てふためき戸惑っていた私に、当時教務主任だったM先生の助言がこの言葉でした。

 M先生は「体育を深く勉強すれば、いずれ他の教科にも生きてくるはずです」と続けてくれました。 

 この助言以来、私は今までの教材研究の方向を体育に9割向けるようになりました。

 そして、日々の体育授業をM先生に参観していただくよう依頼し、体育授業を通して子どもの見方、発問の仕方等について、きめ細かなご指導をいただくことができました。

 そのあたたかい支援により、その年に初めて市の体育主任を招いて「サッカー」の研究授業を公開することができました。

【ターニング・ポイント1】 一点突破全面展開!

         

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