千葉 裕

管理職

大事の前の小事 「教育は愛」No.196

「大事の前の小事」リーダーがゴールを目指して、奮闘してもその思いを理解できずに、勝手にスタンドプレーをする者が少なからずいるものです。そのような時、ムキにならずに、「大事の前の小事」と達観して、対局を見ることがゴールへ向かって進む上策だと思います。
教師

芸は人なり、教育も人なり 「教育は愛」No.195

林家たい平師匠の校長を対象として教育講演会は、最高でした!その中で、たい平師匠が、柳家小さん師匠からいただいたご指導として「芸は人なり」というエピソードをご披露してくださいました。テクニックを磨こうとするな、まず、人間を磨けという内容だったそうです。人間性を磨いているうちに、自然と芸にも味が出てくる。教育もそうではないでしょうか。指導力を磨くことも大切ですが、まずは、人間性を磨く、そうしているうちに、指導力、授業力にも自然とその人間性が表れるようになり、子どもたちや保護者を惹き付けることができる教師に成長できるのだと感じています。
人生の師

尊敬・人生の基準・永遠の憧れ 長嶋茂雄さん  「教育は愛」No.194

私には、人生の師と仰ぐ方がお二人いらっしゃいます。一人は、髙橋健夫先生、そして、もう一人は、巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんです。長嶋さんと同じ時代に生を受けているからこそ、今のように教職に燃える自分がいます。長嶋さんは、私にとって、人生の師であり、人生の基準であり、永遠の憧れなのです。
教師

専門誌「体育科教育」 「教育は愛」No.193

体育科教育の専門誌もかつては数誌あり、私も全て購読していました。しかし、デジタル全盛の今、体育科教育の専門誌は、大修館書店の「体育科教育」1誌だけとなりました。デジタルで知識を得るだけでなく専門誌には専門誌の良さがあります。それは、編集部の方の熱意が凝縮されているところです。そこから、様々なことを学べると思っています。
管理職

「泰然自若」 「教育は愛」No.192

令和に時代は進み、多様な考え方をする教師が増えています。時に、自分の考えてきたことを否定されることもあります。しかし、いかに時代は変っても変らぬものもあるはずです。それを年末に視聴した何本かの「忠臣蔵」から強く感じました。そう、大石内蔵助の姿を通して。そして、私の中に浮かび上がってきた言葉、それが「泰然自若」です。ジタバタせず、自分にできることを精一杯、日々、重ねてまいりたいと思います。
教師

書き出して整理する 「教育は愛」No.191

2年目の教師で、自分の考えや課題と思うことをノートに書き出して整理しています。とても真摯に教育に取り組んでいます。この教師を見て、私自身、若かりし頃、体育授業や学級経営などについて、考えたこと、気付いたことを書き出して整理したことを思い出しました。今でも、頭を整理する際には、ノートに思いついたことを書き出すことにしています。書き出すと頭の中から自分の考えていることを客観的に見られるようです。
学校教育

黒板とチョーク 「教育は愛」No.190

ICTの普及により、教室にはプロジェクターが設置され、教師や子どもたちのPCからプロジェクターへ投影されるようになりました。しかも、電子黒板機能の付いているプロジェクターでは、チョークではなく電子ペンで自在に書き加えることができるようになりました。教室は音を立てて様変わりしています。その反面、教師の板書能力の低下は否めません。板書は、教師の専門技能、と考えていた私には、その部分が腑に落ちないでいます。
教師

ファシリテーターとしての教師        「教育は愛」No.189

令和の時代は、ICtの普及という大きな変化が教育界にも訪れました。歴史に残る変化です。その中で、教師の役割として、教える、コーチングするだけでなく、ファシリテートする能力が求められるようになってきます。教師の発想の転換が、子どもたちの学びの真の変革に結びつくのではないでしょうか。
教師

健康第1で 「教育は愛」No.188

教師は真面目な人が多い職種です。ですから、自分の心身でも限界まで無理をしてしまいがちです。私もかつては多少の心身の不調は気の所為だと思って乗り切ってきた一人です。しかし、年齢ととも、基礎的な体力は確実に低下しているのです。無理をしなくてはできないということは、その力がないということなのです。決して無理をすることなく、元気に仕事ができるような働き方も必要でしょう。
教師

授業研究・心に残るターニングポイント 8 継続と鳥瞰図的な視野 「教育は愛」No.187

教師が授業研究を進める上で大切なことは、1に継続だと思います。そして、細部に視点を当てるのではなく、時に鳥瞰図的な視野を持ち、体育授業を眺めて見るのです。そうすると、今まで気付かなかった学級経営や教師の子どもへの関わり方などが浮き上がってきます。