高学年

体育授業

リズムを教えるハードル走 「教育は愛」No.156

ハードル走の指導では、抜き足重視か、振り上げ足重視か、陸上大会のライバル校の体育主任と大激論をしたことがありました。しかし、小学生にハードル走を指導する際には、足よりも全体のリズムが大切なのではないか、と考えるようになりました。よどみないリズムで走れるようにすること、それがハードル走の指導には適しているのはないかと考えています。
体育授業

心の絆を紡ぐリレー 「教育は愛」No.155

新年度、学級の人間関係を構築するためにはリレーが最もふさわしい、という教訓を高田典衛先生の書物により学ばせていただきました。実践してみると確かにその通りでした。私は、髙橋健夫先生からご指導いただき、集団達成型リレーを新年度早々に教材として工夫して実践してみました。
体育授業

全力走 「教育は愛」No.150

昭和の時代、50m走は子どもたちの人気種目でした。とてもシンプルですが、全力で短距離を走りきる爽快感や競走が楽しくて仕方なかったのです。ところが、平成の時代に入ると競走への価値観が低下して、全力で走りきる経験が子どもたちの中に少なくなってしまったのです。令和の時代になっては、全力で走る経験さえ知らない子どもが増えている感がします。全力走は、自分の体の使い方を知る上でも大変重要な種目だと考えます。
体育授業

クロールと平泳ぎ 「教育は愛」No.149

水泳の授業を指導しているとクロールを習得してから平泳ぎに入るという慣例的な学習過程が一般化されているように思います。スイミングスクールでは、必ずしもクロールを第1に指導するようなプログラムではないようです。どのような泳法指導の学習過程がよいのでしょうか。教師には、子どもたちの実態に応じて、柔軟に工夫することが求められているように感じています。
体育授業

水に入ってこそ水泳 「教育は愛」No.146

水泳の授業は、頭で理解させるのではなく、実際に水に入って体を動かしながら泳ぎ方や浮き方を理解させるものです。小学校の教師は、プールサイドで熱弁をふるいます。スイミングのインストラクターは、水の中で補助しながら水に対する体の動かし方を指導します。この違いを小学校の教師もしっかりと理解し、そもそも、水泳とは水に入ってこそ初めて学習できるものである、という意識を変えた方が良いのではないでしょうか。
体育授業

苦手な子どもへの指導 「教育は愛」No.145

苦手な子どもへの指導のタイミングは、授業設計の工夫をしてみてはいかがでしょうか。始めに学び方を指導し、子どもたちが自分たちで協働学習できる学習の素地を築きます。そうすれば、単元が進むに連れて、子どもたちが自主的に学習を始めるようになり、教師に時間が生まれます。その時間を活用して、苦手な子どもへの指導を重点的に行ってみると、効率よく授業を進めることができます。
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鉄棒痛いをどうするか?  「教育は愛」No.142

鉄棒の授業をすると2つの痛いにぶち当たります。手の皮とひかがみの痛みです。この予防策として、サポーターなどの防具としての教具が効果的です。しかし、令和の時代に、保護者の理解を得るにはどうすればよいのでしょうか。担任の熱意と誠意で保護者との信頼関係を構築し、保護者に子どもの背中を押してもらえるようにすればよいのですが・・・。
体育授業

めあて 「教育は愛」No.141

子どもたちの能力は子どもの人数分異なります。従って、めあても子どもの人数分だけあるのです。これが、令和になってよく言われるところの個別最適化の学習です。どの子にも明確なめあてを用意し、絶えざる挑戦性を用意することが教師の仕事です。
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チームワークを学ぶ 「教育は愛」No.140

チームワークは、教師が説明してすぐに高まるものではありません。高学年にもなると、同じチームの中でもなかなか本音が言えず、マイナスの雰囲気になることもしばしばです。喧嘩になることだって珍しくありません。しかし、そんな時こそ、真のチームワークを学ばせる絶好の機会です。トコトン本音を出させて、わだかまりをなくすところに真のチームワークを見出すことができるのです。
体育授業

高学年の体育授業 「教育は愛」No.139

高学年の体育授業では、中学年より一段上の知的理解が進みます。動きや運動についても知的に探究できるようになることが高学年の特徴です。同時に、器械運動では、できる・できないがより明確になるので、苦手な子どもは敬遠するようになる傾向もあります。子どもたちの運動技能に大きな差が出る高学年の子どもたち、この差をいかに吸収しながら授業をプログラムするかが、子どもたちを夢中にさせる授業の重要な鍵となります。