生涯学習

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感謝  「教育は愛」No.291

若かりし頃、私は恩知らずの人に対して、よく憤りを覚えたものです。しかし、D・カーネギー氏の『道は開ける』を読んでからは嘘のように憤りが消えました。今でも、第14章「恩知らずを気にしない方法」は、事あるたびにページを開いています。
生涯学習

挨拶や返事 「教育は愛」No.288

幼稚園の卒園式、小学校の入学式で感じることのひとつに、子どもたちの挨拶と返事の素晴らしさがあります。気持ちの良い大きな返事、おはようございます、こんにちは、という元気な挨拶。人として生きていく上でとても大切な習慣であり、個人の重要な資質だと思います。
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舞台が顔をつくる 「教育は愛」No.285

舞台俳優さんのお顔を拝見しているとデビュー当時と現在では、大きく変化していることに気が付きます。デビュー当時に比べるとまるで別人です。自信に溢れ、台詞回しも格段に進化しています。そう言えば、教師の世界でも初任者当時に比べると、全く別人のように見違える教師も少なくありません。
人生訓

価値観  「教育は愛」No.282

歳の所為でしょうか。最近、話をしていると価値観が異なる人が以前に比べて増えてきたように感じます。価値観の異なる人との付き合い方はどうすればよいのでしょうか?無理して話すと疲れるだけです。なるべく話さないようにして、自分の心のスタミナが消耗してしまうのを防ぐことが肝要でしょう。
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心の支え  「教育は愛」No.277

教頭時代からお付き合いいただいているご夫妻がいらっしゃいます。今まで、私が苦境に立たされた時、いつも励まし、勇気付けてくださったご夫妻です。私は、このご夫妻のことを兄と姉のように慕っています。人生の中で、いろいろな仲間はいますが、長い期間に亘って、本音で話し合える人はほとんどいないのではないでしょうか。このご夫妻は、私にとって心の支えであり、人生の宝です。感謝の気持ちでいっぱいです。
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地域の教育力 「教育は愛」No.271

昭和の時代、いたずらをすると地域のおじさんやおばさんから遠慮無く叱られたものです。しかし、平成の中頃からでしょうか。地域のおじさんやおばさんは、我が子以外は叱ろうとしなくなりました。そして、学校へ電話をかけてきます。「地域でいたずらをしているから学校で指導してほしい」と。なぜ、その場で指導していただけないのでしょうか。地域のおじさん、おばさんが、子どもたちのことを愛し、悪いことをしたら叱ってくれる地域の子どもたちは、健全に育っていくはずです。地域の教育力は低下してしまったのでしょうか。
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切り花  「教育は愛」No.265

私は、切り花を飾るのが大好きです。担任時分には、切り花を通して、生命の大切さについて教えてきたつもりです。いつまでも枯れたままのお花を花瓶にそのままにしておくことは、命の教育においては、いかがなものか、と考えていました。花は見頃があり、散り際もあります。どこか人生に似ているように思うのは、自分の年齢の所為でしょうか?
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動物とのふれあい 「教育は愛」No.258

動物とのふれあいについては『少年と犬』を読んでの項でも書かせていただきました。動物と人の間には、心の絆が結ばれるものです。両者の間には愛が伝わります。私の知り合いにも愛犬家が多いのですが、皆、ペットではなく、家族の一員として暮らしています。もちろん、我が家の愛猫、菜々さんも大切な家族です。
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推し   「教育は愛」No.251

推しとは、人に薦めたいほどの好感を持っているアイドルや俳優、さらには、スポーツや芸事まで幅広く使われている俗語です。最近、子どもたちと話しをしていると、嬉しそうに自分の推しについて教えてくれます。この姿から、私は、夢中になることの大切さについて、改めて考えてしまいました。人生、夢中になる人やことがあれば、潤いを持てるものです。幾つになっても、夢中は生きる力となります。
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『少年と犬』を読んで 「教育は愛」No.250

涙がとまらなくなる直木賞受賞作、馳星周氏の『少年と犬』を読みました。涙がとまりませんでした。動物は、時として、人の心を察し、傷ついた心を癒やし、労ってくれるような眼差しを向けてくれることがあります。作品に登場するシェパードと和犬の雑種、多聞に思いを馳せながら寝室へ向かうと、ベッドの上で丸くなっている愛猫、菜々さんが丸くなっています。思えば、菜々さんには、私が体調の悪い時や嫌な思いをした時に、それを察するように側に寄り添ってくれます。昨夜も1週間の心の傷を抱え、ややが疲れていました。菜々さんにはそれが分かったのでしょう。大切な家族です。