生涯学習

継続すること 「教育は愛」No.244

自分の長所は、自分で見つけることはできません。他人から言われて気付くことが多いものです。しかし、自分自身のことを子どもたちの前で語ろうとして、気付いたことがありました。それが、継続することです。私は、小さなことばかりですが、毎日、継続することができるようです。これが、自分の長所と言えるものなのかも知れません。
生涯学習

若さ 「教育は愛」No.243

80歳を超えても若々しく、お元気なお花屋さんのご主人がいます。20年以上のお付き合いです。その方の若さの秘訣とは何なのでしょうか。私は、大好きなお花と日々、接していることがひとつの大きな原因になっているのではないかと思いました。そう言えば、20年間以上、勤務している学校の見守り活動をしてくださっている80歳くらいの方も「大好きな子どもたちと接していると元気をいただける」とお話ししてくださいました。現在、私も大好きな子どもたちと接し、校長職を楽しんでいます。まだまだ、頑張ります!
職場

友   「教育は愛」No.242

現在の勤務校で自分のチャレンジとして取り組んでいる「校長ミニ講話勉強会」。その勉強会に、東京の勤務校からわざわざ早退して駆けつけてくださった仲間がいます。かつて、一緒に勉強会で学び合った仲間です。「友」と呼べる数少ない人間の一人です。定期的に会っている訳ではありません。それなのに、再会すると時間が巻き戻されます。ミニ講話勉強会が終了してからも2人で、勉強会の続きを行いました。時間があっという間に過ぎていきます。情熱を持って学び合った仲間は、友となり、生涯の宝物となっています。
生涯学習

理想とは何か? 「教育は愛」No.241

過去の読書録を読み返すのが最近の日課となっています。その中で、理想とは何か?を明快に解説した記述を見つけました。「理想とは人を喜ばせること」これは、分かりやすい!理想の教師と言えば、子ども、保護者、地域の皆さんを喜ばすことができる教師のことを指すのでしょう。そして、理想の人生とは?自分だけでなく、家族、世の中の人々を喜ばせることができる人生なのではないでしょうか。
教師

場を明るくしてくれる教師 「教育は愛」No.240

この教師が行くところ、みんなが笑顔になっていきます。なぜでしょう?この教師は他人の悪口を決して口にしません。悪口が始まろうとするとサッと話題を変えてしまいます。全てに誠実なのです。子どもたちへの指導にも情熱と真剣さが溢れています。叱る時は、熱を込めて叱ります。それでもこの教師の真心が子どもたちに伝わるのです。ですから、子どもたちもこの教師がいるお蔭で安心して、学習に集中できます。子どもたちからも保護者からも、教職員からも信頼されるこの教師、その真心が人の心を打つのではないでしょうか。
教師

体育の研究授業参観 「教育は愛」No.239

かつて、体育の研究授業を参観する時、私は指導者の先生に実際の授業を見ながら、いろいろと質問させていただき、勉強しました。時が過ぎ、私が指導者となった時、当時の私と同じように授業を参観しながら私に質問してくる先生がいました。私はその先生の熱意に惹かれ、以後、体育授業についていろいろな議論を重ねました。そして、同じ勉強会で学び、私が退いてからは、その先生がリーダーとなって勉強会を盛り上げてくれています。最近、この先生のような熱意溢れる先生がめっきり少なくなったような気がしてなりません。
職場

学校のチームワーク 「教育は愛」No.238

学校は、毎年人事異動によりメンバーが入れ替わります。そして、4月から培ったチームワークは、年度末にピークを迎えるはずです。この頃、仲間の窮地を救いたい一心で校長まで相談に来てくれる教師が複数人いました。このような教師たちこそ、学校のチームワークを向上させてくれる宝物です。原動力です。自己犠牲さえ厭わない人間性の大きさと深さがある教師たちです。学校のチームワークを向上させるコツは、結局、人間性の大きさ、深さを備えた教師の育成に他ならないのではないでしょうか。
職場

対面とオンライン 「教育は愛」No.237

コロナ禍では、感染防止の観点からオンラインが広がりました。授業や会議はオンラインが主流となりました。ポストコロナの現在でもオンラインによる会議等は便利に使われています。対面の良さとは何でしょうか?ある噺家さんのお話しがピンと来ました。「お客さんは私を見に来ている。私と同じ空間、時間を共有したいからチケットを購入して来てくださっているんだ」その通りだと思います。対面の良さ、改めて認識できた思いです。
家庭教育

Excuse me 「教育は愛」No.236

「すみません」の一言で見ず知らずの人との気持ちの良い関わりができるものです。しかし、この「すみません」は、自然発生するものではありません。家庭教育の中で、他人への気遣いとして、幼い頃から繰り返し指導し、習慣となるまで昇華しておくことがとても大切だと思います。「すみません」だけではありません。家庭教育で習慣としておくことは、もっと沢山あるのではないでしょうか。
学校教育

熟議の条件 「教育は愛」No.235

熟議という言葉をよく耳にします。しかし、実際のところ、協議すると言っても義理で形式的に話し合っているだけで、熟議の域にまで達していません。なかには、動員をかけて人数を集める研究会や協議会も目にします。人数など問題ではありません。大切なのは本音トークで話し合うことです。先日、保護者、教師の話し合いに学校医と中学校教師をアドバイザーとして招いて、小グループを編成し、お茶、お菓子、BGMを用意してカフェ形式で熟議の場面をつくりました。ここでは本音が飛び交い、まさしく熟議が行われました。