学校教育ー153 幼稚園教育要領に学ぶ
■ なぜ今日、このテーマなのか
幼稚園の現場に身を置くようになり、改めて『幼稚園教育要領』を読み直す中で、 「教育は一貫性の中で展開されるべきだ」 という思いが強くなったことが、今日のテーマを導きました。
■ 幼稚園と小学校、小学校と中学校——接続の重要性
教育は、子どもの健全な育成を促す重要な営みです。 幼稚園から大学まで、一連の流れの中で展開されるのが理想です。
国も教育現場も、幼稚園と小学校、小学校と中学校の「接続」の重要性を繰り返し説いてきました。
現在、交流は積極的に行われています。
- 教員同士の合同研修
- 園児が小学校を訪れ、1年生と活動するイベント
- 中学生が小学校の行事にボランティア参加
- 小学生が中学校の見学会に参加
これらは確かな効果を上げていますが、 「イベント的」「一時的」な印象が拭えない という課題も残っています。
■ 幼稚園教育要領を読み直して気づいたこと
小学校を定年退職し、幼稚園の生活に身を置くようになってから、 私は改めて『幼稚園教育要領』とその解説を読み直しています。
そこには、 小学校以降の学習や生活への発展をしっかり踏まえた内容 が示されており、毎日新たな視点が自分の教育観に加わっていくのを感じています。
■ 幼稚園教育の「5領域」が示すもの
特に共感しているのが、幼稚園教育の「5領域」です。
- 健康
- 人間関係
- 環境
- 言葉
- 表現
この5つは、人が生きていく上で根幹となる極めて重要な要素です。
小学校教育では、どうしても「教科教育」に目が奪われがちですが、 この5領域の視点から教育活動を見直すだけで、 幼稚園から小学校へかけて、一人の子どもをどう育むか という指導の深みが大きく変わります。
正直なところ—— 現役時代に、なぜもっと早く幼稚園教育要領を開かなかったのか と、今になって後悔しているほどです。
■ 校種を縦断して教育のベースを見直すという視点
教育のベースを校種縦断的に見直す。 それだけで、各校種の教育内容には今以上の広がりと深みが生まれます。
幼稚園教育要領は、幼児教育のためだけのものではなく、 教育の原点を示す羅針盤 として、小学校・中学校の教師にも大きな示唆を与えてくれるものだと感じています。
☆読者への問いかけ
教育のベースを校種をまたいで見直すことで、 あなたの教育観や指導の深みはどのように変わるでしょうか。
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