学校教育

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叱ると怒るの違い 「教育は愛」No.301

学校では「怒ってはいけない、叱るのが指導です」とよく言われます。当初、私はこの両者の違いを私的感情の有無であると考えていました。しかし、童門冬二氏の『人生の師』(三笠書房)の一節に明確な答えを見出した思いがしました。
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他人の所為にしない 「教育は愛」No.300

「他人の所為にしない学校風土の醸成」を本年度の学校経営方針に新しく付け加えました。これは、数十年以上前から自分の中で反芻していたことであり、最初に校長となった2年目の学校経営方針のメインテーマにもしたことです。
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首都直下地震を想定した訓練「教育は愛」No.298

首都直下地震を想定した避難訓練と引渡し訓練を実施しました。私が勤務する学校の地域で最も危機感を持たなければならない災害は地震です。しかも、首都直下地震。昨年度から、この災害を想定した避難訓練と引渡し訓練を実施しています。
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リフレーミング 「教育は愛」No.296

保健指導で自分のことも好きになる、友だちのことも好きになる、その方法のひとつとすて「リフレーミング」を養護教諭が指導していました。ポジティブ思考とネガティブ思考のギャップがとても興味深かったです。
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体育の読解力 「教育は愛」No.295

数十年お付き合いしている体育関係の友人が主催している勉強会に参加してきました。私が「体育授業と教師」というタイトルで勝手なお話しをさせていただいた後、ディスカッションの時間をいただきました。その中で、体育の読解力とは?という話題となりました。大変、興味深い研究テーマです。
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授業の5段階 「教育は愛」No.287

 私は今でも繰り返し、高田先生の著書を読み返しています。体育授業の本質が分からなくなりそうな時には、本棚から取り出しては読み返すのです。その中で、「生き生きとした授業5段階」という一節がありました。それは、高田先生流の授業評価の基準です。私は5の段階を目指し、体育科教育研究に没頭しました。
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命を守る研修 「教育は愛」No.283

毎年、子どもたちの命を守る研修を繰り返し実施しています。一度やったことがあるからやらなくてよい、ということはないのです。毎年、繰り返し行うことにより、子どもたちの命を守る覚悟を磨くためにも私たち教師は、子どもたちの命を守る研修をやり続けるのです。
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学校の伝統 「教育は愛」No.274

学校の伝統には、歴史の古さや校舎、教育内容の特色等、いろいろな要素が考えられます。中学校や高等学校では、進学率も伝統のひとつでしょう。私は、現任校で2回の卒業式を経て、子どもたちの姿に伝統を感じています。それは「挨拶、返事、真心」です。昨年度も本年度も、担任の中に愛と情熱の溢れる教師が複数人いたのです。本気になって指導し続けた成果が、保護者や地域の皆様に感動を与えるような立派な態度となって表れたのではないでしょうか。学校の伝統をつくるもの、それは、教師の愛と情熱溢れる指導だと私は考えます。
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感動と真心 「教育は愛」No.273

卒業式で、卒業生の真剣でひたむきな表情、心に響く歌声に感動してしまいました。私は教師という職業に就いてから数え切れないほどの感動を子どもたちからいただきました。そのお蔭で今があると感謝しています。感動とは、子どもたちの真心から来るのではないでしょうか。教育とは人と人との心がふれ合う崇高な営みです。その心が真心となって相手に伝わった時、深い感動に包まれるのではないでしょうか。
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卒業式で思うこと 「教育は愛」No.272

毎年、卒業式を迎えると思うことがあります。それは、6年生の担任の1年間のご苦労の大きさです。よく、卒業生を指導したのは、6年生の担任だけではありません、という言葉を耳にします。確かにその通りです。しかし、実際に6年生を担任すると1年間、気持ちが休まることはありません。常にプレッシャーに追われるのです。ですから、卒業式で6年生の担任が、称賛され、リスペクトされることについて、私は当然のことだと考えています。