学校教育ー79 楽しい1日をつくるのは自分
◆ある教師が、校外学習へ行く出発式での言葉です。子どもたちを元気づけるために発したのが「楽しい1日をつくるのは自分」でした。本年度は「他人の所為にしない教育の推進」を学校経営方針のひとつにしています。それに合致する素敵な言葉に感動してしまいました。
何事も他人の所為にして、自分を省みない風潮が、子どもの世界でも大人の世界でも多く見聞きします。
自分は悪くない、悪いのは○○の所為、今の状況に陥ってしまったのは○○の所為、
どうして、自分のことを省みようとしないのでしょうか。
中村天風先生の言葉にも「すべては善因善果、悪因悪果、蒔いたとおりに芽が出て花が咲く」というものがあります。そう、すべては、自分が蒔いた種が原因なのです。
良い種を蒔けば良い花が咲くし、その逆もあります。
それなのに、咲いた花を気に食わないからと言って、他人の所為にするのはいかがなものでしょうか。
今日という1日が楽しくなるのも、そうでなくなるのも自分にあるのです。
これは、子どもだけではありません。大人だってそうです。不平や不満ばかりを口にしたところで、何も解決しません。自分で明るく、前を向いて努力することこそ唯一の解決策なのです。
「楽しい1日をつくるのは自分」 素敵な言葉です!