幼稚園ー3 遊びから学びへ
◆勤務している幼稚園では、春休み中も預かり保育を実施しています。毎日、子どもたちが保護者の方と一緒に登園しています。年度初めの事務仕事をしながら、合間を見ては子どもたちの教室や園庭で遊んでいるところへ足を運びます。
室内でブロック遊びをしている子どもは、おままごとや動物園など、自分でイメージしている世界へ没入しています。一人ひとりが独自の世界へ入り込んでいます。
私が「これは何ですか?」と質問すると熱心にいろいろと説明してくれる子どももいれば、質問も耳に入らない子どももいます。
園庭では、ブランコやなわとび、砂場遊びなど、自分の気に入った遊びに夢中になっています。その中で不思議な遊びを見つけました。
台車に砂を入れ、ただひたすらに台車を園庭の端まで押し、再び砂場まで戻ってくるのです。表情は真剣そのもの。まるで、土木仕事に従事している作業員のようです。
「○○さんは、何をしているのですか?」と質問しても、言葉は耳に届きません。真っ直ぐ前を見て、台車を押し続けます。きっと、この子どもなりに、遊びの世界に入り込んでいるのでしょう。
室内遊びでも、園庭での遊びでも、先生の合図があると、自分たちが遊んでいた遊具やおもちゃを当たり前のように片付け始めます。
この一連の様子を目の当たりにして、正しく“個別最適化”の学びに通じるものを感じました。
幼稚園の子どもたちにとって、遊びは立派な学びになっているのです。創造力、表現力、集中力、協調性、知的発想、手指の巧緻性など、いろいろな力をはぐくんでいるのがよく分かりました。
遊びから学びへ。幼稚園から小学校へ、その学習過程は理に適っているのです。
これから本格的な保育・教育が始まります。
私も教育の根本や出発点を幼稚園の教育・保育から学ばせていただけそうです。
とても楽しみです。
