幼稚園ー22 関心を示す
◆「人は、自分に関心を示してくれた人に関心をもつ」と言われています。
私は、教育者にとって、子どもたちへ示す“関心”は、“愛”そのものだと考えます。
これは、担任時代も管理職時代、特に校長時代も変らずに子どもたちへ示してきた私の姿勢です。
子どもたちへ愛情をもって接することが、自分の子どもたちへの“愛”です。
子どもたちへの“愛”を示すためには、笑顔、あたたかい言葉、スキンシップによる親密表現などを大切にしています。
小学校の校長時代は、「校長先生はいつも笑顔ですね」と子どもたちからよく言われました。
私だって人間です。時に悩んでいたり、怒りを覚えたりすることもありました。
しかし、子どもたちの前に出る時は、笑顔、優しい言葉、スキンシップを大事にしていました。
子どもたちの前で、自分の負の感情を持ち込むのは、プロの教師としては失格だと考えていたからです。
また、そのような境地に達するには、数多くの失敗を繰り返し、その失敗が教訓になったからでもあります。
若い時分は、深酒をして、二日酔いに近い状況で子どもの前に立ったり、同僚と喧嘩をして、怒りの表情を消せないままに教室へ入ったりしたものです。
当時の子どもたちには、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
このような失敗経験を経て、自分で納得できるような体調・感情コントロールを心がけています。
さて、幼稚園の子どもたちに対しても、笑顔、優しい言葉、スキンシップは大事にしています。子どもたち一人ひとりに“愛”を注いで、接しています。
すると、日を追うごとに子どもたちの私に対する視線や態度にあたたかさを感じるようになりました。私に関心を示してくれるようになったのです。
今、保育室へ足を運ぶと、沢山の子どもたちが私を取り囲んでくれます。
そうした関わりの中で、子どもたちと心の絆を結んでいることを実感しています。
日々、子どもたちを愛し、関心を示すこと。
それが、私の「教育は愛」、教育者としての信条です。
