継続すること 「教育は愛」No.736

管理職

管理職ー63 継続すること

若手管理職・中堅教員の皆さんへ

「継続は力なり」。 この言葉は、教育現場に身を置く私たちにとって、決して飾りではありません。 私自身、続けるという営みから、数えきれないほどの学びと気づきをいただいてきました。 ただ、継続している最中には、それが将来どんな花を咲かせるのか、どんな実を結ぶのかは分からないものです。

 体育主任時代の運動場整備。 指導主事時代の机ふき。 教頭時代の朝の正門清掃。 校長時代の学区回りとブログ更新。

 三十代半ばから、私はいつも何かを“続けて”きました。 振り返ると、それらはすべて、後になって自分の血肉となり、教育者としての軸をつくってくれたと感じています。

 継続するには、いくつかの大切な要素があります。

ひとつめは、健康。 どれほど意義のある行動でも、体調が整っていなければ続けられません。

ふたつめは、打算を持たないこと。 「これをやれば評価されるだろう」 そんな思いが入り込むと、行動に歪みが生まれ、継続は長続きしません。

みっつめは、大義。 特に教育に携わる者にとって、「子どもたちのために」という大義は、継続を支える最も強い力になります。

そして四つめは、自分自身の資質・能力の向上。 地味な取り組みでも、子どもたちのために、職場のために続けることは、 そのまま自分の耐性を鍛え、人間力を育ててくれます。

 自分が続けてきたことによって、誰かが「よかった」と感じてくれた経験は、 教育者としての人生を、驚くほど涼やかにしてくれます。

 数日間、続けるだけなら、誰にでもできます。 しかし、数ヶ月、数年と続けるには、信念と人間力が必要です。 若手管理職や中堅教員の皆さんが、まさに今向き合っている部分かもしれません。

 もし、継続することで苦しみしか見出せない状況があるのなら、 「今の自分には、その継続を支える力がまだ備わっていないのだ」と割り切って、 できることから続けていけばよいのだと思います。

 もっとも、今回述べたことは、あくまで「継続することに価値がある」という私の考えに基づくものです。
 「継続よりも、今この瞬間に全力を注ぐことこそ人生だ」そう考える方には、無用な記事だったかもしれません。

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