職場ー84 合掌
◆大先輩が、また一人、鬼籍に入られました。
校長会の会長としてもご活躍され、子どもたち、教職員、保護者・地域の方々から、絶大な信頼を集めていた方でした。
私は、校長として着任し、この大先輩と同じ学校で働く幸運に恵まれました。
大先輩は、学校と地域の関係を緊密に築くコーディネーターとしてご活躍されていました。
朝は、早くから交差点に立ち、子どもたちを見守り、押しボタン信号で、停止してくれた車の運転手さんへも深々とお礼のおじぎをされていました。
そして、地域の皆様との挨拶も欠かすことはありません。
子どもたちや地域の皆様と笑顔で信頼関係を紡いでいらっしゃる先生のお姿を見るのが私は大好きでした。
また、先生は、放課後、地域の皆様が指導者となって、子どもたちに多様な体験をさせる教室のコーディネーターとしても抜群の手腕を発揮されていました。
先生の細かいお心遣いのお蔭で、地域の皆様もいつも笑顔で、気持ち良く、子どもたちをご指導してくださいました。
そして、若い教職員の相談にも親身になって寄り添ってくださいました。
私も、学校経営のことや教職員との関係のことについて、先生に相談させていただきました。先生は、私の話に耳を傾けてくださり、静かに語ってくださいました。
「私は、千葉校長先生が正しいと思います」
私は先生に背中を押していただき、学校経営に取り組むことが出来ました。
また、懇親会の席でご挨拶をいただいたこともあります。
先生は、「出航した“千葉丸”が、順風満帆で進めるよう、みなさんで力を合わせて頑張りましょう!」と笑顔で教職員に呼びかけてくださいました。忘れられません。
このようなお心遣いは、私にだけでなく、教職員、保護者・地域の皆様、子どもたち、すべての人たちに向けられていました。
信念があり、いつも笑顔で、誠実に、周囲の人たちに接してくださった先生は、みんなの尊敬の的であり、ロールモデルでした。
先生の笑顔、誠実さ、優しさ、向上心等々、私は身近で学ばせていただきました。
幸せです。
先生の笑顔を胸に、これからも仕事に、人生に、誠心誠意向き合っていこうと思います。
今までのご指導に深く感謝申し上げます。本当に有難うございました。
先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
合掌
