学校教育ー170 大器を育てる「余白」の愛
〜ONとOFFを切り替える自己判断力〜
◆今朝のスポーツニュースを目にし、 教育の本質、そして「人を育てる愛」とは何かを 深く考えさせられるエピソードに出会いました。
サッカー日本代表の守護神、 鈴木彩艶(ざいおん)選手の中学時代のことです。 当時、彼の指導者は 「この子は将来、180センチ以上に育つ大器だ」と見抜き、 周囲の反対を押し切って、彼にだけ 週3日の休養を与えていたといいます。
目先の練習量や試合の勝利ではなく、 彼の「10年後の身体と未来」を最優先に守り抜いた決断。 その姿勢に、私は胸が熱くなりました。 元バレー日本代表の 大山加奈さんも、 「子どもには余白の時間が必要」と深く共感されています。
■「余白」が育てる力
勉強もスポーツも、私たち大人はつい 「詰め込むこと」ばかりを考えがちです。 しかし、身体も心も、 じっくりと栄養を蓄え、消化するための 休養=余白があってこそ、 ここぞという時に大きく羽ばたくことができます。
そして、この「余白」の重要性は、 子どもたちだけでなく、私たち大人の世界にもまったく同じように当てはまります。
社会に出て仕事を長く続けていく上では、 自分でONとOFFのスイッチを切り替えるスキルが 絶対に欠かせません。
常にONの状態で走り続けていると、 心も思考も摩耗していきます。 恐ろしいのは、心に余裕がなくなると、 目の前の物事に対する 「正しい自己判断力」まで鈍ってしまうということです。
・今、休むべきか、進むべきか。 ・何が本当に大切で、何を後回しにしていいのか。
その適切な判断は、 適切なOFF(余白)があってこそ保たれるものです。
■教師にも「余白」が必要!
真面目で責任感が強い教師ほど、 24時間ONのスイッチを入れっぱなしにしてしまいがちです。
しかし、教師自身が疲れ果てて 自己判断力を失ってしまっては、 子どもたちに笑顔で語り、教育することはできません。子どもたちは、未来なのです。明るい笑顔で照らすことが教師の役割です。
ですから、まずは私たち大人が、 自らONとOFFを切り替える姿を背中で見せること。 「自分で決めて、ちゃんと休む」という自己判断力を、 子どもたちにも、そして自分自身にも そっと許可していきたいですね。
■余白が未来を育てる
寝る子は育つ。 そして、よく休む大人は良い仕事ができる。
心に心地よい余白を持って、 今日も目の前の子どもたちに たくさんの愛を届けていきましょう。
未来にGrande!
※関連記事です。ご覧いただければ幸いです。


コメント