防災の日、未来へつなぐバトン 「教育は愛」No.803

学校教育

学校教育ー169 防災の日、未来へつなぐバトン

〜関東大震災から103年目に思うこと〜

◆今日、9月1日は防災の日です。 そして今から103年前の11時58分、激しい揺れが関東地方を襲いました。 大正12年の関東大震災です。

この夏も日本列島では、熊本地震や千葉県・石川県・富山県など各地で激しい大雨災害等が続きました。 尊い命を失われた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。そして、今なお避難生活を余儀なくされている方々の計り知れないご苦労とご心労に対し、深くお見舞い申し上げます。

■ 記憶を未来へつなぐという使命

103年という月日は決して短くありません。 記憶の風化が懸念される中で、私たち大人が絶対に忘れてはならないのは、過去の教訓を未来へのバトンとして手渡すことです。

■ 進化する学校の防災教育

いま学校現場では、このバトンのつなぎ方が確実に進化しています。

・決まった時間に行う形式的な避難訓練から ・休み時間に突然非常ベルが鳴る訓練や児童生徒が自ら避難ルートを判断する実践的な訓練へ

目的はただ一つ。 「自分で考えて、自分の命を守る力」を育てるためです。

さらに学校だけでなく、地域全体での避難所開設訓練や防災マップ作りなど、 地域ぐるみの防災意識も着実に広がっています。

■ 避難所は“共同生活の学びの場”

ここで改めて深く考えたいのが、災害後の避難所での生活です。

避難所は、雨風をしのぐだけの場所ではありません。 多様な立場や年代の人々が共に助け合い、支え合う共同生活の場です。

限られた物資の中でどう声をかけ合い、 お互いの心身の健康や尊厳を守るのか。

その現実を学び、思いやりや共助の心を育むことは、 災害を生き抜くための大切な教育の一環です。

■ 防災教育は「大人たちの愛の形」

子供たちに伝える訓練や地域の防災活動は、単なる行事ではありません。

あなたたちの命を何が何でも守る。 困難な時こそ手を取り合う。

その思いを形にした、 大人たちの“愛”そのものです。

■ 子供たちへ伝えたいこと

教室や家庭で、子供たちにこう伝えてみましょう。

・103年前の人たちが残してくれた知恵があること ・今まさに地域や避難所で支え合う大人たちがいること

恐怖で心を縛るのではなく、 守られている安心感と、他者を想う主体性を育むことこそが、 子どもたちの未来を拓く教育です。

■ 悲劇を「次の優しさ」へ

悲劇や困難をただの出来事で終わらせず、 次へ向かう知恵と優しさに変えること。

それこそが、今を生きる私たちが示せる最大の愛ではないでしょうか。

今日の防災の日、 進化するバトンと避難所での支え合いについて、 ぜひ子供たちと語り合ってみてください。

※私が小学生の頃、今は亡き明治生まれの祖母が、この時期になると東京で経験した関東大震災のことを語ってくれたのを思い出します。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。 子供たちの未来が安全で、愛に満ちたものでありますように。             「未来にGrande! 教育は愛」

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