歴史の見方 「教育は愛」No.737

生涯学習

生涯学習ー152 歴史の見方

歴史の見方

◆大河ドラマ「豊臣兄弟」では、いよいよ本能寺の変に近づいてきました。

「本能寺の変」は、私が小学校6年生の頃より関心をもち、毎年のように「本能寺の変」に関する書籍が出版されると購入しては、新説を楽しんでいます。

 しかし、読むほどに真実はどうだったのか? 深い霧の中です。

 歴史とは、動かしようのない事実があります。

 1582年に本能寺の変が起きて、織田信長が明智光秀に討たれたこと。

 その明智光秀を羽柴秀吉が討ち果たしたこと。

 豊臣秀吉が全国統一を果たしたこと。

 徳川家康がその後、関ヶ原の合戦で勝利して、江戸幕府を開府し、約400年間にわたる徳川時代が続いたこと。

 このような事実を点として、その点と点を結ぶために、古文書や、発掘されたものをもとに、線をつないでいく。

 それが、歴史におけるひとつの考証となり、説となっていくのです。

 なかには、小説家によって書かれた歴史小説が、あたかも真実であるかのような錯覚をしてしまうこともあります。

 さて、歴史を学ぶ、愛好することによって、何を得ることができるのか?

 私は、自分の生活に置き換えて、物事を判断する目安にすることが歴史の最大の醍醐味だと考えています。

 信長がなぜ、明智光秀に討たれてしまったのか?その真相は解りません。

 しかし、どのようにしたら信長が家臣たちから信頼を集め、全国を統一することができたのか、そのための信長がすべき行動は何だったのか、を想像し、自分の仕事や生活に生かすことができると思うのです。別に全国統一をしようと考えているのではありません。

 どうしたら、所属職員が、自分の才能を生かし、皆が安心して仕事に打ち込めるようなシステムや雰囲気を醸成できるのか、信長の行動から学ぶことはできると思うのです。

 つまり、歴史は過去の真実を明らかにすることも大切ですが、歴史の事実からよりよい未来を創るための知恵を探ることもできると考えるのです。

 今回の大河ドラマでは、明智光秀がなぜ、どのようにして、信長を討つのか、またひとつ、新たな説を見出せるのではないかと期待しています。

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