教師ー109 考える力
◆ある大学の先生と、教育について語り合う機会がありました。教育に強い情熱をお持ちの先生で、話題は保育園・幼稚園から大学まで多岐にわたり、意気投合して時間を忘れるほどでした。
その中で、ある教育ドラマの話になりました。 最終話で主人公が語った、こんなセリフが心に残っています。
「考える力っていうのは、答えを出すためのものじゃない。 考えても考えても答えが出ないことを、投げ出さず考え続ける力のことだ」
「だって、君たちの頭の中の答えの出ない質問は、未来そのものなんだ。 そして、君たちが苦しみのなか選びとる答えは、きっと弱者に寄り添うものになる。 君たちならできるよ。僕はそれを信じてる」 (TBS日曜劇場『御上先生』より)
ドラマには必ずテーマがあり、その提言は登場人物の言葉を通して語られます。 この二つのセリフには、変化の激しい未来社会を生き抜くために、子どもたちが身につけるべき大切な力が込められているように思えるのです。
与えられた問題の正解を導くだけではなく、 自ら問いを立て、答えの出ない問題にも逃げずに向き合い、あきらめずに考え続ける力。 まさに今、子どもたちに求められているのは、この「考え続ける力」ではないでしょうか。
大学の先生とは、そんな思いを熱く語り合うことができました。
久しぶりに、心の底から「また語り合いたい」と思える方との出会いでした。
教育の未来を信じ、子どもたちの可能性を信じる者同士が語り合う時間は、何よりの励ましになります。
こうした出会いが、また私の歩みをそっと押してくれます。 今日のご縁に、深く感謝しています。
出会いに感謝。

