教師ー110 出会いが教師を成長させる
◆教師という職業は「専門職」です。
ですから、大学で免許を取ってすぐに教壇に立っても、
初めからプロとしての技能や知識を100%発揮するのは不可能です。
しかし、教師の世界には「見習い期間」がありません。
いきなり担任を任され、自分が中心になって授業を作っていきます。
これは、この職業の大きな特殊性ではないでしょうか。
では、教師はどうやって経験を重ね、成長していくのか。
よく、教員の世界ではこんな風に言われます。
「初任校の影響は大きい」
「2校目で、教師としての将来が決まる」
確かに、それも一理あるかもしれません。
でも、私は1校目だろうが2校目だろうが関係ないと思っています。
教師はいつだって、絶え間ない「出会い」によって
自らを成長させていくものだからです。
子どもたち、保護者、同僚、管理職……。
仕事を通じて出会う人々から、私たちは数え切れないほど多くのことを学びます。
そのほとんどは、大学の教科書には載っていないことです。
さらに、学校の外での出会いも、教師の人間性を大きく育んでくれます。
教師は、子どもの未来を拓く仕事です。
子どもの心に寄り添い、学ぶ意欲を引き出すためには、
「この先生に出会えてよかった」「先生みたいになりたい」
と思われるような、教師自身の「人間性」が何よりの資質になります。
だからこそ、学校の枠を超えた多様な出会いが大切なのです。
教師は、出会いによって成長する。
目の前の出会いを、自分の血肉に変えられるかどうか。
それは、その教師の「考え方」と「生きる姿勢」次第なのだと強く感じています。
