学校教育ー150 しゃぼん玉が教えてくれた「生きる力」
◆今日は全学年で「しゃぼん玉あそび」を行いました。一人ひとりが液入りの小さなボトルと吹き具を手にし、先生のお手本を見ながら、思い思いのしゃぼん玉を空へ飛ばしていきます。
3歳・4歳・5歳と年齢によって経験値が異なるため、ひとつのしゃぼん玉を飛ばすだけでも、その姿には大きな違いが見られます。人の話を聞ける子は、話す力や理解力も伸びていく—そんな発達の連動性も改めて感じました。
子どもたちの姿を見ながら、体験学習の大切さを強く実感しました。 経験のある子は、
- ゆっくり吹くと大きなしゃぼん玉ができる
- 速く吹くと小さなしゃぼん玉がたくさんできる
といったコツを体感的に理解しています。だからこそ、友だちと大きさや数を競い合いながら、楽しそうに遊ぶ姿が見られました。
一方で、はじめて体験する子は、ボトルを倒して液をこぼしたり、吹き具の液がついた側に口を近づけたり、息を吹き込まずに吸おうとしてしまったりすることがあります。
そこで担任の丁寧な関わりが入ります。液の付け方、持ち方、息の吹き方をひとつずつ手本を示しながら伝えていくと、子どもたちは短い時間のうちに、みるみる自分の力でしゃぼん玉を飛ばせるようになっていくのです。
長年教育に携わってきた私ですが、このような成長の瞬間に立ち会うたび、胸が熱くなります。体験の中で子どもが自ら気づき、できるようになっていく・・・その尊さは、何度見ても色あせません。
子どもには、知識や理論を学ぶ認知能力と、体験を通して育まれる非認知能力の双方が欠かせません。特に近年、主体的にたくましく生き抜く力として、非認知能力を育む体験学習の重要性が高まっています。
小さな成功体験を積み重ね、自ら工夫し、自在に表現できる力を育んでいきたい。
子どもたちが生涯にわたって育ち続けるための「生きる力」を育むために、これからも日々の体験を大切に重ねてまいります。

