教え子ー4 教師の“生きる力”
◆教師の宝物は、教え子です。今、教えている現在進行形の教え子も勿論ですが、かつて教えた子どもたちも永遠に教え子です。
そして、その教え子たちの活躍もまた、教師にとってはかけがえのない宝物なのです。
今日、勤務している幼稚園にお母様と一緒に姉弟が訪ねてくれました。
私が、グループ降園のため、園児たちを保護者の皆様が待つ場所まで引率し、園へ戻って来ると3人が正門の前で待っていてくれたのです。
お母様とは、先日お会いし、「今度、娘と息子を連れてきます」と約束してくださっていたのを現実のものとしてくださったのです。
息子さんは、遠方の大学なので普段は寮生活をしています。今日は、空手の強化練習のため、ご自宅へ帰って来たそうです。私に挨拶をしてから、すぐに大学へ戻られてしまう、その忙しいスケジュールを縫って、私に会いに来てくれたのです。そのことだけで感激してしまいました。
娘さんは、市の中核病院で看護師をされていて、ハードな毎日を送っています。今日は、夜勤の振替休日だったそうです。小学生時代から心優しい頑張り屋さんでした。
姉弟ともすっかり立派になられ、街で通り過ぎただけでは分からないでしょう。
しかし、お会いして、お話しをしている時に見せる笑顔は、小学生時代の面影があり、優しい眼差しは、当時のままです。
二人とも優しい心のまま、清く、正しく、美しく、そして、たくましく、立派に成長されていました。
そして、当時、姉と同級生だった忘れられない教え子の近況を教えていただきました。
何と! 努力を重ね、自分で起業して、現在は社長になっているそうです。
当時の記憶を呼び戻し、彼の成長に心から感動してしまいました。
姉弟と一緒に撮影した写真を当時の姉の担任に送り、2人の現在の活躍の様子と社長のことをメールしました。
すると、担任は、大変喜びして、感動し、1枚の写真を送ってくれました。
それは、社長が5年生の時に担任にくれた1枚のカードでした。今でも大切に引き出しにしまっているそうです。
そう、教師にとって教え子は宝物であるとともに、現在を生きるための力そのものなのです。
今日、お母様と二人の大切な教え子にお会いして、そのことをしみじみと感じました。
そう言えば、このクラスの子どもたちからいただいた音符のマークが付いたお守りも私の部屋に大切に飾ってあります。
そして、先日の離任式でいただいた手作りの金メダルもよく見えるところに飾らせていただきました。
教え子たちとの想い出は全て私の“生きる力”となっています。
ありがとう、愛しい教え子たち。

