純粋な心 「教育は愛」No.742

幼稚園

幼稚園ー25 純粋な心

◆幼稚園で、子どもたちが心待ちにしていた「おみこし祭り」を開催しました。
 今日のために時間をかけて装飾したおみこしや山車、そして一人ひとりの花笠や団扇にいたるまで、すべて子どもたちの手作りです。
 年中・年長組の子どもたちは、クラスごとにおみこしを担いで地域を練り歩きました。保護者や地域の皆様のあたたかい声援に包まれ、お祭りは大盛況となりました。

 担ぎ手は複数のグループに分かれ、交代しながら進みます。まわりの子どもたちも後ろに続き、「ワッショイ!ワッショイ!」と力いっぱいの掛け声で盛り上げます。 保護者の皆様は、おみこしに寄り添いながら、我が子の姿を愛おしそうにスマートフォンに収めていました。

 その光景は、かつて地域で行われていた子どもみこしの記憶を鮮やかに呼び起こすものでした。

 異なるのは、おみこしの装飾がすべて子どもたちの手作りであるという点です。学年ごとの発達段階に合わせ、先生方の丁寧な指導のもとで時間をかけて作られたおみこしは、どれも細部まで美しく、観る者の心を深く揺さぶります。

 そのおみこしを担ぎ、元気いっぱいに練り歩く子どもたちの姿には、まさに輝かしい未来が映し出されているようでした。

 私も子どもたちを引率しながら声を張り上げ、お祭りを盛り上げました。 その最中、子どもたちの一途で純粋な姿に、胸の奥が強く震えるのを感じました。

 日頃の保育でも思うことですが、子どもたちのまっすぐな心や行動に触れていると、こちらの心まで洗われるような気持ちになります。 懸命な子どもたちの姿を見つめながら、ふと自分自身に問いかけました。

「自分は一体、何歳くらいまでこの子たちのような純粋な心を持っていたのだろうか」 「いつの頃から、怠け心や打算が入り込んできたのだろうか」

 子どもたちが持つこの純粋な心を守りながら、彼らがどのように心を成長させていくのか。

  その過程を丁寧に見つめることは、これからも教育者としての私の大きな教育テーマです。

 「ワッショイ!ワッショイ!」 子どもたちの懸命な瞳の輝きと、曇りのない大きな声が、今も耳の奥で心地よく響き続けています。

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