教師ー122 教え込みから“信じて見守る”教育へ!
8月に入り、夏休みもいよいよ本番。 子どもたちが家庭や地域で多様な経験を積んでいるこの時期、 実は全国の先生たちも、次の学期に向けて“熱い学び”を深めています。
◆全国で進む「学習者主体の学び」への挑戦
夏休みには、教員向けの研修会が全国各地で開催されます。 あるセミナーでは、 「学習者主体の学びの実装へ」 をテーマに、全国の熱心な先生方がオンラインで集い、 自己調整学習や自由進度学習など、 子どもが自ら考え、選択し、自走する学びについて 具体的な実践を共有しているそうです。
■「教え込む教育」から「信じて見守る教育」へ
これまでの教育は、 先生が教壇から“正しい答え”を教え込むスタイルが主流でした。
しかし、予測不可能な時代を生きる子どもたちに必要なのは、 誰かの指示を待つ力ではありません。
自分で問いを立て、計画し、失敗しながらも前へ進む力。
そしてこの学びを実装するには、 先生自身が「教えたい」「手を出したい」という気持ちを抑え、 子どもの可能性を信じて一歩引く“伴走者”になる覚悟が求められます。
「危なっかしいな」「間違えるかもしれない」 そう思ったときこそ、あえて見守る。 失敗も含めて丸ごと受け止める。
そこには、教師の深い覚悟と、揺るぎない愛が必要です。
■私の校長時代の実践:シャーペン使用の相談
校長として勤務していた頃、忘れられない出来事があります。
ある日、6年生の子どもたちが自分たちの意思で校長室を訪れ、 「学校でシャーペンを使えるようにしたい」と相談してきました。
従来の学校のルールであれば、 「まだ早い」「決まりだからダメ」 と大人の都合で片付けてしまいがちな場面です。
しかし私は、 自分たちで課題を感じ、行動を起こしたこと自体が学びのチャンス だと捉えました。
そこで、すぐに答えを出さず、 「どうして必要なのか、ルールをどう守るのか、自分たちで考えてごらん」 とボールを返し、見守ることにしました。
すると子どもたちは、 クラスの意見をまとめ、使用ルールやトラブル時の対応まで考え抜き、 堂々とプレゼンしてくれました。
大人が“教え込み、縛る”のをやめ、 子どもを信じて任せたとき、 彼らは想像を超える主体性と自律心を発揮します。
校長室で目を輝かせながら語ってくれたあの姿は、 今でも私の宝物です。
■先生たちの熱意が、子どもたちの未来を創る
今回のセミナーには、 そんな「子どもを信じる教育」を本気で実現しようとする先生方が 全国から参加されるそうです。
夏休みの貴重な時間を使い、 指導法のアップデートに挑む先生たちの姿を想像するだけで、 日本の教育の未来は明るいと確信します。
先生たちが学び合い、つながり合う姿。 それ自体が、子どもたちへの最高の「愛」です。
■未来に Grande!
子どもたちが自立し、自分の足で大地を踏みしめ、 未来に向かって Grande!(大きく) 羽ばたくために。
大人ができることは、 先回りして障害物を取り除くことではありません。
「あなたなら大丈夫。行ってごらん」 と温かい目で見守り、 いつでも帰ってこられる安心の港でいることです。
この夏、先生たちの熱い学びが、 子どもたちの未来を拓く大きな一歩となることを願っています。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。 教育の現場に、そしてすべての子どもたちに、 たくさんの愛が届きますように。
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