教え込みから“信じて見守る”教育へ!     「教育は愛」No.772

教師

教師ー122 教え込みから“信じて見守る”教育へ!

8月に入り、夏休みもいよいよ本番。 子どもたちが家庭や地域で多様な経験を積んでいるこの時期、 実は全国の先生たちも、次の学期に向けて“熱い学び”を深めています。

◆全国で進む「学習者主体の学び」への挑戦

 夏休みには、教員向けの研修会が全国各地で開催されます。 あるセミナーでは、 「学習者主体の学びの実装へ」 をテーマに、全国の熱心な先生方がオンラインで集い、 自己調整学習や自由進度学習など、 子どもが自ら考え、選択し、自走する学びについて 具体的な実践を共有しているそうです。

■「教え込む教育」から「信じて見守る教育」へ

これまでの教育は、 先生が教壇から“正しい答え”を教え込むスタイルが主流でした。

しかし、予測不可能な時代を生きる子どもたちに必要なのは、 誰かの指示を待つ力ではありません。

自分で問いを立て、計画し、失敗しながらも前へ進む力。

そしてこの学びを実装するには、 先生自身が「教えたい」「手を出したい」という気持ちを抑え、 子どもの可能性を信じて一歩引く“伴走者”になる覚悟が求められます。

「危なっかしいな」「間違えるかもしれない」 そう思ったときこそ、あえて見守る。 失敗も含めて丸ごと受け止める。

そこには、教師の深い覚悟と、揺るぎない愛が必要です。

■私の校長時代の実践:シャーペン使用の相談

 校長として勤務していた頃、忘れられない出来事があります。

 ある日、6年生の子どもたちが自分たちの意思で校長室を訪れ、 「学校でシャーペンを使えるようにしたい」と相談してきました。

 従来の学校のルールであれば、 「まだ早い」「決まりだからダメ」 と大人の都合で片付けてしまいがちな場面です。

 しかし私は、 自分たちで課題を感じ、行動を起こしたこと自体が学びのチャンス だと捉えました。

 そこで、すぐに答えを出さず、 「どうして必要なのか、ルールをどう守るのか、自分たちで考えてごらん」 とボールを返し、見守ることにしました。

 すると子どもたちは、 クラスの意見をまとめ、使用ルールやトラブル時の対応まで考え抜き、 堂々とプレゼンしてくれました。

 大人が“教え込み、縛る”のをやめ、 子どもを信じて任せたとき、 彼らは想像を超える主体性と自律心を発揮します。

 校長室で目を輝かせながら語ってくれたあの姿は、 今でも私の宝物です。

■先生たちの熱意が、子どもたちの未来を創る

 今回のセミナーには、 そんな「子どもを信じる教育」を本気で実現しようとする先生方が 全国から参加されるそうです。

 夏休みの貴重な時間を使い、 指導法のアップデートに挑む先生たちの姿を想像するだけで、 日本の教育の未来は明るいと確信します。

 先生たちが学び合い、つながり合う姿。 それ自体が、子どもたちへの最高の「愛」です。

■未来に Grande!

 子どもたちが自立し、自分の足で大地を踏みしめ、 未来に向かって Grande!(大きく) 羽ばたくために。

大人ができることは、 先回りして障害物を取り除くことではありません。

「あなたなら大丈夫。行ってごらん」 と温かい目で見守り、 いつでも帰ってこられる安心の港でいることです。

この夏、先生たちの熱い学びが、 子どもたちの未来を拓く大きな一歩となることを願っています。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。 教育の現場に、そしてすべての子どもたちに、 たくさんの愛が届きますように。

#教師#セミナー#夏休み#挑戦#学習者主体#教え込む教育#信じて見守る教育#教育は愛

※関連記事です。ご覧いただければ幸いです。

教師ー120 教師の姿はこう変わった~令和の先生方へ贈るエール~ | 教育は愛

コメント

タイトルとURLをコピーしました