55のメッセージー41 言葉は波動(人生編)
◆「口は災いの元」
若い頃、この諺が胸に染みたことが何度もありました。
言葉は、一度発せられると、独り歩きする力を持っています。しかも、そこには、言葉を発した時の心まで一緒に伝わっていくのです。まるで「波動」のように。
よい印象を持っていない人に発する言葉には、毒が潜んでいます。たとえ言葉遣いが丁寧であっても、相手には、その裏にある本心が伝わってしまうからです。
反対に、よい印象を持っている人に発する言葉は、たとえ表現が稚拙であっても、温かい真心がしっかりと伝わるものです。
言葉は、文字に表すと、無機質で感情が入りにくいものです。
しかし、口に出して表現すると、そこには話し手の感情が加わり、まるで一つの生き物のように姿を変えます。
このような言葉の伝わり方を「波動」と表現することがあります。
「波動」とは、エネルギーが波のように伝わっていく現象です。
言葉もまた、話し手の思いを乗せて相手に伝わり、その波は、さらに他の人へと次々に広がっていくのです。
教師は、話し言葉を通して子どもたちに教育を行います。言葉を発しない日はありません。
話し言葉、それは教師にとって大切な商売道具なのです。
道具は大切に扱い、常に磨きをかけなくてはなりません。
ですから、言葉を発する前に、その言葉にどのような思いや願いを込めるのかを明確にし、心を磨いた上で言葉を発したいものです。
特に、子どもたちに向けて発する言葉は、慎重に選び、磨き上げたいものです。
子どもたちの心は、大人以上に純粋で、美しいものです。
その心に向けて発する言葉には、常に温かさと、子どもを思いやる心を込めたいものです。
そう、「愛」を乗せて発したいのです。
そして、言葉を発する前には、自分の表情や身振りもチェックすることを忘れずに!
言葉と表情、そして身振りは、すべてが一体となって、相手に伝わる一つの「波動」になるのですから。
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