55のメッセージー46 自分だけの「夢の世界」を持っていますか(人生編)
◆あなたには、日常を忘れて夢中になれる、自分だけの「夢の世界」がありますか。
55のメッセージでも繰り返しお伝えしていますが、私は長年の教職経験から、心が疲れ切ってしまわないよう、上手に気分転換を図ることが、持続可能な「よい教育」を続けるための大切な秘訣だと考えています。
そのためにお勧めしたいのが、自分だけの「夢の世界」(夢中になれる世界)を持つことです。
これまで一緒に仕事をしてきた仲間にも、素敵な「夢の世界」(夢中になれる世界)を持っている人たちがいました。
定期的にディズニーリゾートを訪れ、心をリフレッシュして、晴れやかな笑顔で仕事に打ち込んでいる先生。
彼女は、東京だけでなく、海外のディズニーリゾートにも出かけ、思う存分「夢の世界」に浸っていました。
また、プロスポーツチームを熱心に応援し、ホームゲームだけでなく、県境を越えてビジターゲームにも駆けつける先生もいました。
鉄道が大好きで、毎月、専門誌を熟読し、日本全国を旅しながら、鉄道の写真を撮影したり、列車に乗ったりすることを楽しみにしている先生もいました。
皆さん、それぞれに、自分だけの「夢の世界」(夢中になれる世界)を持っていたのです。
私は、こうした時間を持つことが、とても大切だと思っています。
日々の仕事の中で、知らず知らずのうちに心に溜まってしまう疲れやストレス。
それらを解き放ち、心を洗い流してくれるのが、自分だけの「夢の世界」(夢中になれる世界)なのではないでしょうか。
時には、前もって仕事を進めておき、必要な引き継ぎを済ませ、平日に年次休暇を活用することだって、大いに結構だと思います。
自分の人生を楽しむことに、遠慮はいらないのです。
特に、教師という仕事は、子どもたちにさまざまな体験を通して、感動することの素晴らしさを伝えていく仕事でもあります。
そのためには、まず、教師自身がたくさんの感動を経験することが大切だと思うのです。
美しい景色に心を奪われる。
スポーツの熱戦に胸を熱くする。
大好きな場所を訪れ、時間を忘れて夢中になる。
そうした経験の一つ一つが、教師自身の心を豊かにし、やがて子どもたちに語る言葉にも、温かさや深みを与えてくれるのではないでしょうか。
しかし、現実には、日々の激務の中で、自分のために時間を使うよりも、子どもたちのために時間を使いたいと考える先生方が多いように感じています。
そのお気持ちは、痛いほどよく分かります。
私自身も、長い教職人生の中で、仕事に夢中になり、自分のことを後回しにしてきた時期がありました。
だからこそ、お伝えしたいのです。
子どもたちを大切にするのと同じように、ご自分の人生も大切にしてください。
肩の力を少し抜いて、自分だけの「夢の世界」(夢中になれる世界)を見つけてください。
そして、時には、思い切りその世界に浸ってください。
それは、決して仕事をおろそかにすることではありません。
むしろ、明日からまた、子どもたちと笑顔で向き合うための、大切な心の栄養になるはずです。
今日も、明日も、そして、何年先も。
あなたが生き生きと瞳を輝かせながら、子どもたちに夢や感動を熱く語り続けるために!
さて、私ですか?
私も50歳を過ぎ、仕事に追われる日々が続くようになった頃から、意識的に自分だけの「夢の世界」(夢中になれる世界)に浸る時間をつくるようになりました。
おかげさまで、今も元気に、子どもたちや教職員、保護者の皆様と向き合うことができています。
私の「夢の世界」ですか?
それは、いずれまた、改めてお話しさせていただきます。
皆さんも、ご自分だけの「夢の世界」(夢中になれる世界)を大切になさってください。
それもまた、長く、幸せに、教師という仕事を続けていくための、大切な秘訣なのだと思います。

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