学校教育ー157 学校でも実践的な大地震への備えを!
令和8年熊本地震で尊い命を失われた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。 また、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
連日の報道から、酷暑、停電、断水、ガソリン不足など、日常の街の機能が一瞬にして失われてしまった現状が伝えられています。 被災地の皆様が一日も早く安心した生活を取り戻されることを、心よりお祈りいたします。
■ 避難訓練を「型どおり」から「実践的」へ
校長時代、私は首都直下地震を想定した避難訓練や引き渡し訓練について、従来の形式的な内容から脱却し、できる限りリアルに近い訓練となるよう尽力してきました。
保護者や地域の皆様も訓練の趣旨を深く理解してくださり、 「子どもたちの命を守り抜く」 という一点で心を合わせ、緊迫感をもって取り組んでくださいました。
地域の方の中には、学校が避難場所に指定されていることを踏まえ、 「体育館に空調を早急に設置すべきだ」 と市へ働きかけてくださった方もいらっしゃいました。
夏の暑さ、冬の寒さに耐えながら避難生活を送ることを考えると、 健康と命を守る環境整備は、まさに喫緊の課題だと感じます。
■ 学校稼働中に大地震が発生したら
学校が通常どおり稼働している時間帯に大地震が発生した場合、 教職員は子どもたちの命を守り抜くために、瞬時に行動しなければなりません。
同時に、学校は地域の避難所としても機能します。 つまり、 「子どもたちの安全確保」と「地域の避難所開設」 を同時に行う必要があるのです。
そのためには、
- 地震発生
- 校内の被害状況の把握
- 火災発生の可能性
- 校庭への避難
- 保護者への引き渡し
- 地域の避難所開設
- 支援物資の受け入れ
- 高齢者や乳幼児の受け入れ体制
など、複数の事態を同時並行で想定し、 行政・学校・保護者・地域が一体となって訓練を行う必要があります。
従来の 「地震発生 → 校庭へ避難 → 引き渡し」 という単線的な訓練では、実際の災害には対応できません。
■ 今こそ、心と意識のギアを上げる時
今回の熊本地震の状況を見るにつけ、 学校においても大地震への備えに対する心構えと意識を、 数段階上げていく必要があると強く感じます。
災害は「いつか」ではなく「いつでも」起こり得るものです。 だからこそ、学校・家庭・地域が同じイメージを共有し、 実践的な備えを積み重ねていくことが求められます。
☆首都直下地震への備えを真剣に考えるべき時は——
“今”だと私は思います。 みなさんは、どのようにお考えになりますか。
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