55のメッセージー20 知識は経験によって技術となる(職場編)
技術は経験によって磨かれる
どの職業にも、身につけるべき技術(スキル)があります。そして、その技術を自分のものとして高めるために欠かせないのが、実際の経験です。教育の世界も例外ではありません。
教育実習と担任の「責任の重さ」の違い
大学で指導方法を学び、教育実習で試したとしても、授業力がすぐに身につくわけではありません。 担任として教壇に立ち、目の前の子どもたちに授業を重ねる──その日々の試行錯誤こそが授業力を磨く唯一の道です。
教育実習は期間限定であり、責任の重さは担任とは大きく異なります。
初任者から二年目へ──自立の始まり
初任者の頃は指導教員が助けてくれますが、二年目からは自分で学び、自分で改善し、自分で乗り越えていかなくてはなりません。
経験が授業力・学級経営を育てる
授業力、学級経営、教科主任としての分掌業務──これらに習熟していく過程には「教科書」がありません。 失敗を重ね、その都度改善しながら学び続けるしかないのです。
保護者対応は「人間理解の技術」
近年、難しさが増している保護者対応も同様です。 先輩の姿から学びつつ、自分で工夫し、自分で磨いていく以外に方法はありません。
教師という職業にマニュアルがない理由
教師は、人間を相手にする職業です。 子ども、保護者、地域、同僚──毎日、異なる価値観や性格を持つ人々と向き合います。
だからこそ、一つの対応方法を覚えれば済む仕事ではありません。 一人ひとりに寄り添い、相手の思いや背景を察しながら、柔軟に対応する力が求められます。
課題意識が知識を呼び、知識が技術へ昇華する
課題意識を持って仕事に向き合えば、その課題を解決するための知識を自然と求めるようになります。
文献、先行研究、先輩の助言、研修会──知識はあらゆる場所に眠っています。 それらを掘り起こし、実践を重ねることで、経験が技術へと昇華していきます。
経験があなたの教師力を押し上げる
その技術こそが、あなたの課題を克服し、教師力(仕事力)を確かなものへと押し上げてくれるはずです。

コメント