55のメッセージ20 知識は経験によって技術となる 「教育は愛」No.843 

55のメッセージ

55のメッセージー20 知識は経験によって技術となる(職場編)

技術は経験によって磨かれる

どの職業にも、身につけるべき技術(スキル)があります。そして、その技術を自分のものとして高めるために欠かせないのが、実際の経験です。教育の世界も例外ではありません。

教育実習と担任の「責任の重さ」の違い

大学で指導方法を学び、教育実習で試したとしても、授業力がすぐに身につくわけではありません。 担任として教壇に立ち、目の前の子どもたちに授業を重ねる──その日々の試行錯誤こそが授業力を磨く唯一の道です。

教育実習は期間限定であり、責任の重さは担任とは大きく異なります。

初任者から二年目へ──自立の始まり

初任者の頃は指導教員が助けてくれますが、二年目からは自分で学び、自分で改善し、自分で乗り越えていかなくてはなりません。

経験が授業力・学級経営を育てる

授業力、学級経営、教科主任としての分掌業務──これらに習熟していく過程には「教科書」がありません。 失敗を重ね、その都度改善しながら学び続けるしかないのです。

保護者対応は「人間理解の技術」

近年、難しさが増している保護者対応も同様です。 先輩の姿から学びつつ、自分で工夫し、自分で磨いていく以外に方法はありません。

教師という職業にマニュアルがない理由

教師は、人間を相手にする職業です。 子ども、保護者、地域、同僚──毎日、異なる価値観や性格を持つ人々と向き合います。

だからこそ、一つの対応方法を覚えれば済む仕事ではありません。 一人ひとりに寄り添い、相手の思いや背景を察しながら、柔軟に対応する力が求められます。

課題意識が知識を呼び、知識が技術へ昇華する

課題意識を持って仕事に向き合えば、その課題を解決するための知識を自然と求めるようになります。

文献、先行研究、先輩の助言、研修会──知識はあらゆる場所に眠っています。 それらを掘り起こし、実践を重ねることで、経験が技術へと昇華していきます。

経験があなたの教師力を押し上げる

その技術こそが、あなたの課題を克服し、教師力(仕事力)を確かなものへと押し上げてくれるはずです。

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