心訓七則 「教育は愛」No.771

人生訓

生涯学習ー160 心訓七則

福沢諭吉の言葉とされる「心訓七則」は、読むほどに胸の奥に静かに広がり、人生の指針となる深い味わいがあります。

◆変化の激しい社会を、リンリンと軽やかに、そしてしなやかに生き抜くためには、心の拠り所となる言葉や人、生き方のモデルが必要です。 もちろん、自分自身の「オレ流」を築き、それに従って生きている方もいるでしょう。 私は、前者——先人の教えに学びながら歩む生き方を選んできました。

「心訓七則」の中で、私が特に拠り所としているのは次の三つです。

● 世の中で一番楽しく立派なことは、一生を貫く仕事をもつことです。

私は結果として、「教育」という仕事が一生を貫く仕事となりました。 途中で職を替えることなく、ただひたすら教育の道を歩んできました。 これからも、この道以外を考えることはありません。 教育という仕事を通して、社会に貢献していきたい——その思いは今も変わりません。

● 世の中で一番楽しいことは、人のために奉仕し、決して恩にきせないことです。

この境地に至るまでには、長い年月が必要でした。 40代半ばまでは到底たどり着けず、さまざまな経験を重ねる中で、ようやく心に落ちてきた教えです。 「してあげた」という気持ちを手放すことの難しさと尊さを、身をもって学んできました。

● 世の中で一番美しいことは、すべてのものに愛情をもつことです。

この教訓は、髙橋健夫先生からいただいた「教育は愛」という言葉と重なります。 子どもたち、保護者、地域の皆様、教職員、校舎、校庭—— すべてに愛情をもって接してきたつもりですし、今もその姿勢は変わりません。

人生を歩む中で、先人の教訓が道しるべとなることは少なくありません。

「心訓七則」は、私にとってその道しるべのひとつであり、これからも大切にしていきたい言葉です。

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