55のメッセージ35 本気とは、失敗しても挑戦し続けること(人生編)
◆「本気で取り組むこと」。
学校生活の中で、教師が子どもたちによく伝える言葉です。
では、「本気」とは、どのようなことを意味するのでしょうか。
調べてみると、次のような説明がありました。
「『本気』とは、単に『一生懸命に頑張る』という行動だけでなく、『自分の意志で100%のエネルギーを注ぎ込み、たとえリスクや困難があってもやり抜くと決意した心の状態』を指します」
一般的には、まじめな気持ちや真剣な気持ちを「本気」と表現することが多いと思います。
学校生活では、子どもたちがふざけて取り組んでいるときに、気持ちを切り換えて真剣に取り組んでほしいという願いを込めて、教師が「本気でやりなさい」と指導することがあります。
しかし、大人の世界における「本気」とは、先ほどの説明にあるように、困難に直面しても、自分の意志で挑戦し続けようとする姿勢なのではないでしょうか。
一生懸命に頑張っているのに、仕事が思うように進まない。
何度挑戦しても、なかなか成功しない。
そんなとき、諦めてしまいたい気持ちになるのは、無理もないことです。
私は、学校や教育委員会で勤務する中で、困難に直面し、諦めてしまった教師を数多く見聞きしてきました。
もちろん、私自身にも経験があります。
何をやってもうまくいかないときはあります。
そんなとき、自分に自信を失い、取り組んでいたことを諦めてしまいたくなることがありました。
一生懸命に取り組んだつもりでも、数多くの失敗を経験しました。
それでも、私は教職という仕事が好きでした。
目の前にいる子どもたちの姿に励まされ、失敗を謙虚に受け止め、ある種の使命感に突き動かされるようにして、傷つき、悩みながらも歩み続けてきました。
今、振り返ると、失敗を重ねながらも挑戦し続けてきて、本当によかったと思っています。
だからこそ、今、諦めてしまいたい気持ちが心の中に広がっている人に、伝えたいことがあります。
失敗したって、いいじゃないですか。
失敗を受け入れ、もう一度立ち上がればいいのです。
そして、今日、この日から、再び挑戦すればいいのです。
あなたに力がないわけではありません。
あなたは今、自分自身の可能性を試されているのです。
失敗したからといって、自分の可能性まで否定する必要はありません。
本気とは、一度も失敗しないことではありません。
失敗しても、何度でも立ち上がり、自分を信じて挑戦し続けることなのです。

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