55のメッセージー4 子どもたちから学ぶ姿勢を持つこと(教育編)
教師の使命感から?
教師になると、「正しいことを間違えずに教えなくてはならない」という独特の使命感を背負うものです。 そしてキャリアを重ねるほど、知らず知らずのうちに子どもたちを上から目線で見てしまうことがあります。 子どもたちが間違える前に支えなくてはならない――その思いが大きくなり過ぎるのかもしれません。
昭和・平成の教師像
昭和から平成にかけては、教師の知識や技術が子どもたちからリスペクトされる大きな要素でした。 子どもたちが自力では得にくい情報を、教師が語って聞かせる時代だったのです。
令和の教育環境の変化
令和になり、GIGAスクール構想が学校教育全体を覆うようになると、 知識や技術はタブレットPCがつなぐ世界の方が圧倒的に豊かになりました。 もはや「知識量や技術量」で尊敬される時代は終わりを迎えています。
教師に求められるもの
だからこそ、教師の 愛・情熱・人間性 が教育の鍵を握ります。 「教育は人なり」――この言葉は、今こそ重みを増しています。
子どもたちへの敬意
教師と子どもたちは、たまたまご縁があって同じ学び舎で生活しているだけです。 人として見たとき、教師が必ずしも子どもたちより人間性に優れているとは限りません。 子どもたちの中には、これから才能を発揮し、国や世界から尊敬される人物が現れるかもしれないのです。
だからこそ、師弟関係を大切にし礼節を指導しながらも、 子どもたちに敬意を払うことを忘れてはならないと強く思うのです。
子どもたちから学ぶという姿勢
こうした意識で子どもたちと向き合っていると、 一人ひとりの言動から学ばせてもらうことが本当に多くあります。
- 算数の図形問題の処理の仕方
- 国語の作文に見られる瑞々しい表現
- 友だちとの関わりの中で垣間見える思いやりと友情
教育者として、人として、気付かされることは尽きることがありません。
教師力を高めるために
子どもたちに敬意を持つこと。 子どもたちから学び続けること。 この姿勢は、必ず教師力を向上させます。
決して、 「子どもたちは自分より能力が低い」 「だからしっかり教えなくてはならない」 「私の考えが一番正しい」 などという思い込みに囚われてはなりません。
教師も共に成長する
教師もまた、子どもたちと同じように、 学び舎の中で 共に成長している存在であることを、どうか忘れないでください。
※関連記事です。ご覧いただければ幸いです。
55のメッセージー5 誰のために教育しているのか、何のために教育しているのか(教育編) | 教育は愛


コメント