55のメッセージ9 学級経営の究極論は、リーダー論に行き着く 「教育は愛」No.828

55のメッセージ

55のメッセージー9 学級経営の究極論は、リーダー論に行き着く

担任というリーダーの影響力

学校教育の中で、学級というチームをリードするのは、紛れもなく担任です。特に小学校では、担任と子どもたちは朝から放課後まで同じ時間を共有します。それだけに、担任の考え方や姿勢は、子どもたちの心に計り知れない影響を与えます。

近年は高学年から教科担任制が導入され、担任以外の教師と接する機会も増えました。それでもなお、小学校における担任の影響力は、やはり絶大と言ってよいでしょう。

学級の「カラー」は教師がつくる

教師のあり方一つで、学級の雰囲気(カラー)は大きく変わります。

  • あたたかい空気に満たされた学級
  • 規律を重んじ、やや緊張感のある学級
  • 授業中の雑談で笑い声が絶えない学級

子どもたちの心は純粋です。一番近くにいる大人の言葉や立ち居振る舞いをじっと見つめ、それに合わせて生活しようとします。これは、家庭における親の影響が絶大であるのと同じ構造です。

歴史から学んだリーダー像

私は担任時代から、学級という一つの社会をまとめ上げるには、質の高いリーダーシップが不可欠だと考えていました。もともと歴史が好きだった私は、歴史上のリーダーたちがどのように民衆を導いたのかに興味を持ち、その学びを学級経営に生かそうと努めました。

  • 革新的な考えで改革を推し進めた 信長
  • 民衆の心に寄り添い統治した 秀吉
  • ルールを整え、持続可能なシステムを築いた 家康
  • 統率のとれた強い集団を育てた 信玄

さらに三国志の

  • 固い絆で慕われた 劉備
  • 行動力で圧倒した 曹操
  • 窮地で決断力を発揮した 孫権

孔子、孫子、韓非子、『十八史略』なども読み、学びを深めました。

中でも、諸葛亮孔明のような 「愛されながらも畏れられる」リーダー という姿には、深い共感を覚えました。

行き着いた結論――リーダーシップの根本は「愛」

試行錯誤を重ねた末に、私が行き着いたリーダーシップの根本。それは、やはり「愛」でした。

愛と笑顔のあふれる学級づくり。  その土台があってこそ、信頼、意欲、根気強さ、厳しさ、規律、そして自立と自律が育まれていく――そう確信したのです。

学び続けるリーダーとして

この理念を実現するために、歴史上のリーダーたちの成功と失敗から学び続け、自分の学級で起きた出来事と結びつけながら、リーダーとしての立ち居振る舞いを磨いてきました。

その姿勢は、管理職になってからも変わることなく、むしろさらに深化し続けています。リーダーとしての学びに終わりはありません。

要諦

「愛と笑顔のあふれるチームづくり」――これこそが、私のリーダー論の要諦です。

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