55のメッセージー32 自分の健康と家族の幸せを第一に考えましょう(人生編)
◆「55のメッセージ」は、No.1~No.10を「教育編」、No.11~No.31を「職場編」、そして、No.32~No.55を「人生編」として書かせていただく構想を持っています。
今号から、いよいよ「人生編」のスタートです。どうぞよろしくお願いいたします。
「人生編」では、教師として仕事をする中で、人として気づいたことや学ばせていただいたことを中心にお伝えしていきたいと考えています。
ほんの少しでも、日々奮闘されている教師の皆様や保護者の皆様にとって、「生きるヒント」になれば幸いです。
では、第1回目のメッセージです。
◆教師という仕事は、目の前にいる子どもたちのために、全力を注ぐ仕事です。
近年は、働き方改革が進み、仕事に対する考え方もかなり柔軟になってきました。しかし、それでもなお、自分の健康や家族の幸せを顧みず、仕事に打ち込んでいる先生方の姿が見られます。
私は、管理職になってから、先生方に繰り返し伝えてきたことがあります。
それは、次の言葉です。
「教師も人間です。まずは、ご自身の健康とご家族の幸せを第一に考えてください。先生方の健康とご家族の幸せが基盤となって、私たちは、子どもたちによい教育ができるのです」
この言葉は、私自身の深い反省から生まれた教訓でもあります。
体調を崩していても、「次の行事があるから、その次の仕事があるから……」と病院へ行くのを後回しにし、とうとう入院を余儀なくされたことがありました。
我が子の学校行事も、仕事と重なっていることを理由に、参加できないことが常でした。子育ても、妻に任せきりにしていました。
今振り返ると、後悔は尽きません。
だからこそ、先生方には、私と同じような後悔をしてほしくないのです。
教師という仕事を持続可能なものにするためには、何よりも、教師自身の「人としての健康と幸せ」を大切にしなければなりません。
私は、先生方に、特に次の二つのことを伝えてきました。
◎一つ目は、自分の健康と家族の幸せを大切にすること。
◎二つ目は、職場の仲間を信頼し、互いに支え合うこと。
職場はチームです。
互いに信頼し、支え合いながら仕事をする場です。決して、誰か一人がいなければ仕事が回らない、ということではありません。
誰かが休んでも、仲間が支え合い、組織として仕事を進めていく。それが、チームで働くということではないでしょうか。
私は、この二つのことを、機会あるごとに教職員の皆さんにお話ししてきました。
☆体調に異変を感じたら、無理をせず、必要な受診を先延ばしにしないでください。
☆お子さんの授業参観や個人面談、学校行事には、ぜひ積極的に参加してください。
そのためにも、年次休暇があるのです。
自分の健康を守ることも、家族との時間を大切にすることも、決して仕事をおろそかにすることではありません。
むしろ、自分自身と家族を大切にすることが、長く、そして充実して教師の仕事を続けていくための土台になるのです。
職場の仲間たちを信頼しましょう。
そして、今、ご自身の人生を大切にしましょう!

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